ダブルアクションはトリガープルが重く、トリガーのストロークが長くなり、一方でシングルアクションはトリガープルが軽く、トリガーのストロークが短くなります。
そして、トリプルアクションはトリガープルが軽く、トリガーのストロークが長くなります。
トリプルアクションは「ファストアクション」や「ダブルアクションプラス(DA+)」などとも呼ばれ、ハンマースプリング(メインスプリング)が圧縮された状態を維持したままハンマーをレスト状態に戻すことができる構造をもちます。
一般的な、ハンマーがコックされたシングルアクションの状態からハンマーをレスト状態に戻してダブルアクションになるのは、通常の「デコック」であり、ハンマースプリングの圧縮が解放されているためトリプルアクションではありません。
そのため、例に出されたSIG P220はトリプルアクションではありません。
トリプルアクション機構を持つピストルは比較的レアで、韓国のデーウーDP51やライオンハートLH9に備わっています。