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ポルキーマスタースペクターはクローズドボルトでボルトの後ろにリニアハンマーが備わっています。
デコックするとハンマーが前進しダブルアクションでハンマーを後退/開放し初弾のみ撃発可能ですが、トリガー操作で連続してハンマーを起こすことはできません。このときボルトは前進したままです。(そういった意味で純粋なダブルアクショントリガーではありませんね)
ポルキーマスター
左から順に以下の通りです。
ブラスケース(真鍮)
スチールケース(ポリマーコーティング)
スチールケース(ラッカーコーティング)
スチールケース(カッパーコーティング)
スチールケース(ラッカーコーティング)スチールは錆びやすいため腐食対策としてコーティングされていますが、コーティングの違いによる性能差は殆どありません。
(ラッカーコーティングは加熱した薬室内で溶けてジャムを起こすと噂されますが、それを証明するデータはありません)近年はポリマーコーティングが主流で、ラッカーコーティングはサープラスアモで多くみられます。
またロシアでは銅が不足していたことからカッパーコーティングの7.62x39mmはロシア製より中国製(ノリンコ)でよく見られます。>一番強度があるのはどれですか。
硬度という意味ではスチールケースが強度があるといえますが、強度があれば良いというものではありません。
ブラスケースは発射時に膨張しますが、スチールケースは殆ど膨張しません。
そのためブラスケースは薬室を密閉する一方、スチールケースは薬室を密閉しないためガスが漏れて薬室内やレシーバー内が汚れやすい傾向があります。(この汚れはジャムの原因となり得ます)
またスチールケースはブラスケースより摩擦が大きいためジャムを起こしやすく、材質にブラスケースのような粘りがないため高圧時には割れやすいといえます。しかしAK47はスチールケースを使用することを前提に設計されており、テーパー角度の強いスチールケースを少し高めのガス圧で排莢させ、薬室内径にも余裕(公差)が設けられているため問題なく作動します。
そのためAK47ではブラスケースよりスチールケースの方が相性が良く、逆にAR15でスチールケースの5.56mm/.223弾を使用するとジャムが多くなる傾向があります。
ポルキーマスター>1
強いて言えばグリップ・フェド・マガジン(Grip-fed magazine)と呼ばれることがあります。
>2
クローズドボルトは薬室内で弾薬を保持するのに対しオープンボルトはマガジン内で弾薬を保持するため、オープンボルトを利用するマシンガンでは加熱された薬室内で弾薬を保持した際に起こるクックオフ(自然発火)を防ぐメリットがあります。
しかし拳銃弾を使用するサブマシンガンやマシンピストルはクックオフが起こるほど加熱させるような使い方はされず、オープンボルトには命中精度低下やエジェクションポートから異物が混入しやすいなどのデメリットがあるため、現在では拳銃弾を使用する銃には利用されないのが一般的です。
またアメリカでは法律上オープンボルトの銃はセミオートであってもマシンガンとして規制されているため、アメリカの民間市場で売れない銃を製造することはビジネス的にもメリットがありません。
ポルキーマスター米軍(陸軍、海兵、SOCOMなど)は7.62mmから6.5mmへの交代を計画しており、7.62mmNATOは将来的にフェードアウトする可能性もあります。
まだ現時点において7.62mmNATOのオプションを残す理由としては、既存のローディングマシンを利用できるなど弾薬コストが安いためトレーニング時に使用する目的と、交戦時に弾薬不足となった非常時に他のDMRやバトルライフルの弾薬を使用できるという弾薬互換性の維持といった理由が挙げられます。
しかし、6.5mmバージョンのFN MK48mod2が既に試作されているように、ライトマシンガンも6.5mmへの交代が計画されており、いずれはバトルライフルも6.5mmに交代する可能性があります。
そうなれば実戦で7.62mmのボルトアクションライフルが使用されることはなくなるかもしれません。
ポルキーマスターAR15ほどの大人気とは言えませんが、製造数が多いため所有者も多く、オートオードナンスが復刻したりとそれなりに人気があります。
https://www.auto-ordnance.com/auto-ordnance-m1-carbine/
使用弾薬の.30カービンも.223remとあまり変わらない価格か、少し安いぐらいの価格で入手可能ですし、コレクターズアイテムとしてだけでなく射撃や狩猟でも楽しまれています。
しかし、ライフル本体の価格はピンキリなものの、1000~1500ドルを超えることは珍しくないため、特にM1カービン目当てでなければ他のAR15などのライフルを選択する人も多いと思います。
単純にプリンキングとして遊ぶなら、弾薬コストを考えると.22LRや9mmなどのカービンの方がお得感はあります。
ポルキーマスター無煙火薬より黒色火薬の方が燃焼速度が速いのはご指摘の通りです。
アメリカの法律では黒色火薬は爆薬として扱われています。しかし、同じ量(容積)の無煙火薬と黒色火薬で比較した場合、無煙火薬はより多くのガスを発生します。
そのため無煙火薬の方が高圧になり、圧力上昇時間を比較した場合も黒色火薬より短時間で最大腔圧に達します。
(無煙火薬の方が高圧域でより急激なプレッシャーカーブを描きます)>現代銃と比べてバレル内径と弾丸外形に多少のギャップがあるので黒色火薬を装薬として使えるワケです。
ギャップに関しては銃や弾のタイプによって異なり、ライフリングを使用する銃の方がギャップ(ガスが漏れる隙間)が大きい場合があります。
パーカッションリボルバーではシリンダーの薬室内径より直径が大きい弾が使用され、装填時には弾の周囲が削られてギャップの無い状態になります。以下の動画では無煙火薬をパーカッションリボルバーで使用しシリンダーがバラバラになっています。
以下の動画ではピストル用の無煙火薬をマズルローダーで使用し破裂しています。
>無煙火薬を使っても撃てるとは思いますが、同じ条件で撃つんだとしたら黒色火薬使用時よりマズルエナジー低下すると思いますが、どうでしょう。
同じ条件(同じ装薬量)の場合、ブリーチが破裂すればマズルエナジーも低下するかもしれませんが、銃が圧力に耐えることができればマズルエナジーは大きくなります。
また無煙火薬を使用し、銃が耐えることができる最大腔圧以下に抑えようとして装薬量を減らしたり弾頭重量を軽くすると使用可能な場合もありますが、黒色火薬を使用した場合よりマズルエナジーが低下する場合もあります。
ポルキーマスターストッピングパワーとは、その名の通りターゲットの行動をストップさせる能力を意味しますが、ホローポイント弾の9mm(147gr)と.45ACP(230gr)はどちらも対人用として十分な弾頭重量と弾速があり、ストッピングパワーがあるといえます。
また、もし弾速が低下すれば、それだけストッピングパワーも低下するといえます。
しかし、異なる弾薬の間でどちらがより高いストッピングパワーがあるかと言えるかは議論の余地があり、科学的に実証することも難しいといえます。(ピストル弾とライフル弾の様な極端な差がある場合は例外です)この条件で弾速は9mmの方が約100fpsほど速くなる傾向がありますが、口径やホローポイント弾使用時の拡張時の直径は.45ACPの方が大きくなります。
これは弾道学的には差があるものの、銃創学的には同等とも言えます。アメリカで銃創に精通した外科医は大抵、ストッピングパワーという意味で「9mmと.45ACPは同等」と言いますが、私も彼らの意見を支持しています。
どちらがストッピングパワーが高いとは一概にいえません。
ポルキーマスター調達数の違いはそれぞれ事情が異なるため、私は個人的にこの件について他国と比較しても意味がないと思います。
私は国や豊和の内部事情について把握していないため、その辺りについて何とも言えませんが、ありがちなケースとしては、初期段階で少数を調達してフィールドテストを行い、銃の改善や製造工程の見直しなどを経て調達数を増加させていくことがあります。
或いは、採用後に想定を下回る製造ラインの稼働状態によって製造数向上に時間を要することもありますし、単純に予算の配分の問題で小銃への割り当てが少ないというケースもあります。
ポルキーマスター数十年に渡って調達され続けるのは世界的に見ても一般的に行われていることです。
89式小銃も30年前の調達分は耐用年数を過ぎて現在では破棄されるため、新たに調達され続けています。米軍におけるM4ライフルも1994年以来調達され続け、昨年や今年も新たにコルトやFNアメリカが5年契約を締結しています。
(アメリカの場合は中東地域の友好国の軍への配備分も含まれているため規模は日本より何倍も大きいですが)調達数は89式小銃の場合、年間数千から1万丁ほどですが、他国でもこれぐらいのペースで調達されることはよくあることです。
イタリアのベレッタAR70/90も年間数百から1万数千丁が調達され、ドイツのH&K G36は初年度は17000丁が調達されました。コストをかけて製造プラントを拡張し短期間に大量生産することも可能ですが、契約終了後のラインの維持費が負担になりますし、短期間に全量が必要かといえばそうでもなく、優先度は低いと思われます。
ポルキーマスターNATO諸国は基本的に9mmNATOを使用していますが、特殊部隊ではサプレッサーとの相性が良い.45ACPが選択されることがありますし、法執行機関でも数は少ないですが.40S&Wや.45ACPを採用する例があります。
.45ACPのH&K USPはドイツの軍や法執行機関で採用されていますし、タイ王国陸軍でも採用されています。
またブラジルではトーラスPT945やPT940が採用されたり、中国は.45ACP/.40S&WのノリンコQX-04を採用しています。
ポルキーマスター有効射程距離はサイトやストックの有無にもよるため一概に言えませんが、単純に飛距離という意味で比較しても2倍にはなりません。
例を挙げると、弾頭重量115グレイン、初速1250fpsの9x19mmを使用し、1mの高さから水平に発射すると約190~200ヤードで地面に落下します。
そして同じ条件で初速が2倍の2500fpsの場合では、約330ヤードで落下します。弾は発射直後から次第に減速し、空気抵抗を受け続けることで落下速度が加速します。
2倍の速度でより遠くまで飛ばすには、弾頭重量を増加させて慣性により空気抵抗による減速率を抑える必要があります。
ポルキーマスターボディーアーマーを貫通させることを目的とする場合においては、どちらの弾薬でも貫通不能となれば、どちらも目的を達成できないという意味で同じです。(アーマーの変形によるダメージを狙う場合を除きます)
しかし現実的にはターゲットが着用しているボディーアーマーの種類やレベルを事前に知ることは殆ど無いため、より貫通力の高い7.62x51mmの方が優位と言えます。
SOCOMがSCAR-Hを採用したことも、敵のボディーアーマーを貫通させることが採用の理由の一つになっています。ただしこれは状況にもよって異なり、交戦時はターゲットに命中させることが最も難しいため、先ずはターゲットに命中させることが優先されます。
反動が大きく速射時のコントロールが難しい7.62x51mmを使用し、5.56x45mmより命中率が低下するような運用方法であれば、5.56x45mmを使用する方が合理的です。
ターゲットに命中させることができれば、ボディーアーマーで守られていない部分に命中する確率も高くなります。>ボディアーマーを装着した目標への対処マニュアルなような物はあるのでしょうか?
軍事作戦では主にスナイパー用として事前に敵がボディーアーマーを着用している場合や軽装甲をターゲットとして想定される場合はそれに対応した弾薬が選択されることがありますが、法執行機関においては私はそういったマニュアルの存在を見聞きしたことがありません。
ポルキーマスター私は個人的にアメリカで耳にしたことがありますし、YoutubeのコメントやSNSのハッシュタグなどでも見た記憶があります。
(ウィキペディアのオートマグの中国語ページにも触れられているようですが)しかしオートジャムと呼ばれたのはネットも無い70~80年代といった昔の時代ですし、当時どれだけ浸透していた呼び名だったかも不明で、現在ではオートマグの話題自体が少ないこともあまり耳にしない原因かもしれませんね。
少なくとも日本だけということはありません。
関連記事:オートマグ・ピストルの歴史と刻印の違い
ポルキーマスター銃身製造時にはライフリングなどの加工を終え、最終工程で熱処理によって応力が除去されます。
このあと、フルート加工、テーパー加工、サイトを取り付けるためのタッピングといった切削加工や打刻を行っても、応力変化の影響はありません。(全く応力変化がゼロではありませんが、実用上の影響はありません)
しかし、仮に熱処理に問題があったり、ボタンライフリング加工(リライフリング)を行った場合などでは応力が残留するため、フルート加工によって銃身加熱時に銃身が湾曲するといった問題が起こり得ます。
ポルキーマスターカードでハンマーを止めて撃発を防ぐことは可能です。
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