>「グロック19より軽い」
M327の重量はアンロード状態で約641gです。
グロック19はマガジンを抜いた状態で610g、空のマガジンを装填した状態で670g、フルロードマガジンを装填した状態で855gです。
マガジンを装填した状態ではアンロード時のグロック36(635g)やグロック25(640g)に近い重さです。
M327はスカンジウムフレームの他、シリンダーと銃身の外装(バレルシュラウド)にチタンを採用することで軽量化し、Nフレームリボルバーとしては軽量なモデルです。
これはKフレームのM19(2.5インチバレル/865g)と比較しても軽量です。
また、ラージフレームであるNフレームを使用しているため、高圧な.357マグナムでも十分な耐久性があり、シリンダー径が大きいため.357マグナムが8発装填可能となっています。
しかし、裏を返せばシリンダー径が大きいため一般的なフルサイズピストルより厚みがあり、コンシールドキャリー用としては比較的目立ちやすいサイズです。(目立ちやすさは射手の体格によっても個人差があります)
M327は軽量でありながら.357マグナムを8発発射可能という点で一般的なピストルには無い魅力がありますが、サイズや厚みが大きいという点をどう判断するかは個人差や使用目的によると思われます。
コンシールドキャリー用としては私の体格には大きすぎると思いますが、野外での護身用(トレイルガン)としてオープンキャリーの選択肢になると感じます。
弾速についても2インチバレルから発射された.357マグナムは4インチバレルから発射された.38スペシャルに近いため、それなりの効果が得られそうですが、欲を言えばもう少し銃身長を延長して弾速を追加したいところです。