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みがもにより9ヶ月、 1週前に更新されました。
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みがも
ゲストSIGブランドは成り立ちが複雑に感じて上手く把握できないのですが、現状ではどうなっているのでしょうか?特にドイツ側で現在はどうなっているのか気になります。いくらか検索して調べてみても、どうもP226やSG550のようなモデルがJ.P.SAUERのホームページで見当たらない(狩猟銃は出てきます)のですが…
ポル
キーマスター現在のSIGブランドはL&Oホールディングが保有し、アメリカの「SIG Sauer Inc」とスイスの「SIG Sauer AG(旧SAN Swiss Arms AG)」があります。
JPザウアー、ブレイザー、ヘンメリ、マウザーも同じくL&Oホールディングが保有する子会社で、スポーツアウトドア用のライフル、ショットガン、スコープなどを製造しています。
(本家スイスのSIG社は2000年に銃器製造ビジネスをL&Oホールディングに売却したため現在は銃を製造していません)ドイツのSIG Sauer GmbHはコロンビアの法執行機関へドイツ政府の許可無くピストル(P2022)を輸出したことで輸出規制を受け、またドイツ国内の銃規制やコロナの影響も伴って2020年に工場が閉鎖されました。
P226はアメリカのSIG Sauer Incが製造しています。
またSG550シリーズはスイスのSIG Sauer AGが製造しています。
みがも
ゲスト御教えいただきありがとうございます。まさか近年になってそんなことになっていたとは思いませんでした…寂しい事です。元々SAUERはスポーターガンをメインに商売しているように見えますし、P220系も今では最新世代ではないですし、無理して維持することはないと判断されてしまったのでしょうかね?スイスで生まれ、ドイツの血が入り、今ではアメリカで暮らしている(?)という感じで、複雑な人間の人生に似ているように思えて感傷的になってしまう…なんていうのはちょっと気障な言い方かもしれませんね。一方で、最近聞かない懐かしのSG550系列は今も現役の製品というのはちょっと感動しました。考えてみればスイス軍ではまだ現用主力火器なんですから、どこかが扱ってはいるはずなんですよね。アメリカ法人のSIGのHPではもうAR15系などに押されてどこかに行ってしまい、SG556なんかどこに行ってしまったのだろうなと寂しく感じていたので、(厳密には昔の本家SIGとは違うとはいえ)「スイスのSIG」で今でもSG550,551,553といったライフルが昔のままの姿でHPに載っているのは嬉しい限りです。
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