擬似フルオートシステムについて
つい最近の銃乱射事件でも使われたという擬似フルオート化システム(パンプファイアストックやトリガークランク)はアメリカの法律上セーフなのでしょうか?
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アメリカの法律(連邦法)では合法ですが、カリフォルニア州では2012年のサンディフック小学校銃乱射事件を切っ掛けにして州法で規制対象となっています。
合法である理由は、法律ではフルオートの定義を「トリガーを一回引いて複数発発射する機能」としており、バンプファイアを可能としたバンプストックや、クランクを回して発射するトリガークランクは「セミオートの速射」であるため、フルオートではないという解釈です。
しかし、現在ではバンプストックは今後違法化される方向へ向かっているため、カリフォルニア州が導入したような「速射を可能にする装置」を連邦法で規制することが考えられます。
また、セミオートを速射する装置を規制しても、トリガーを一回引いて複数発発射可能なマシンガン(フルオート火器)は合法のままです。
1986年5月19日より前に製造または輸入された登録済みのマシンガンは、一部の州を除いて売買可能です。
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