同じロングリコイルの銃でもモデルによって排莢方法が異なりますが、大きく分けて二つのパターンがあります。
一つは、銃身とエジェクターが接続されており、銃身がスプリングの力で前進する際にエジェクターが薬莢の底を突いて排莢する方法です。
ブローニング・オート5は銃身後部にバレルエクステンションが繋がっており、そこにエジェクターが固定されています。(以下の動画参照)
もう一つは、薬室閉鎖中から既にエジェクターがエジェクタースプリングによって薬莢の底を押している状態で、発射によりボルトと銃身が離れるとエジェクターに押された薬莢が排莢されます。
これはAR15、デザートイーグル、レミントンM700など、広く利用されているエジェクターの構造です。
ですがロングリコイルは動作が遅いため、排莢に勢いがない(相対的にジャムのリスクが大きい)という傾向があります。
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