概ね既に指摘されているとおりですが、みがもさんに少し補足を…
軍隊でアサルトライフルが広く使われ、サブマシンガンが使われる割合が小さいのは当然なのです。
StG44に始まったアサルトライフルは従来のライフルが担っていた射程と、サブマシンガンがもっていた近距離での高い火力をバランス良く両立したような火器です。
これによりWW2までの小銃とサブマシンガンを使い分けたり役割分担をさせたりする運用からアサルトライフル1つで大抵の戦闘をこなせるようになってしまったのです。
そんなサブマシンガンが戦場で役立つときが来るとしたら、サブマシンガンを文字通り食ってしまったアサルトライフルでさえ力不足な非常に限られた状況のみです。
既にポルさんが指摘しているように軍では小型軽量な点から警備任務やパイロットや戦車兵の自衛火器としての使われることもあります。
以上のことから軍隊でサブマシンガンが広く使われないのは当然なのです。
補足ここまで
>サブマシンガンとPDWなどはどの様に使い分けるのでしょうか?
狭義のPDWではMP7、P90等が有名ですがこれらは典型的なサブマシンガンに対して拳銃弾対応(NIJ IIA)のボディーアーマーに対しては貫通が見込めるという利点があります。
現実では非常に重たくはなりますが小銃弾に対応したボディーアーマーも軍隊など始めとして登場しつつあり、実際にどこまでボディーアーマー対して有効であるかは今でも議論が続いているような状態です。
広義のPDWはサブマシンガンからの発展型のようなものからアサルトライフルを切り詰めたようなものまであり、まだこれといった定義が存在しません。
ましてや従来の拳銃弾を使うサブマシンガンさえもPDWとして取り扱っている記事や動画があるほどです。
ΑβさまやグレンさまはサブマシンガンとPDWを分けて書かれていますが、想像しているPDWが上記の狭義のPDWである場合サブマシンガンとほぼ同等のものと解釈してもらって大丈夫だと思います。
狭義のPDWではサイズや運用がサブマシンガンと非常に似通っていますからね。広義のPDWになると範囲が広すぎて一概に説明できなくなるのではないでしょうか?