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薬莢のネック部厚さとネックターニングについて質問です。

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  • このトピックには7件の返信、2人の参加者があり、最後にシミズにより6年、 9ヶ月前に更新されました。
8件の投稿を表示中 - 1 - 8件目 (全8件中)
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  • #60971
    シミズ
    ゲスト

    よろしくお願いします。

    1. 製品によっても違うでしょうか目安として、どのくらい(1000分の何インチくらい)削るとネックは真円になるでしょうか。

    2.ネックが薄くなると耐久性ではネガティブでしょうか。 これより薄くしてはならない といった目安はあるでしょうか。

    3.ネックターニング用のチャンバーにするには銃身の交換が必要でしょうか。

    4.ネックターニング用のチャンバーには標準のケースは入らなくなるでしょうか。

    #60972
    ポルポル
    キーマスター

    >1. 製品によっても違うでしょうか目安として、どのくらい(1000分の何インチくらい)削るとネックは真円になるでしょうか。

    新品のケースを箱で購入しても、ケースはそれぞれ厚みが異なるので、削る量もそれぞれ異なります。

    具体的には、0.001インチの場合もあれば、0.005インチの場合もあります。

    ケースウォールの厚みは一定ではないことが多く、ケースの方側が厚く、その反対側は薄いといったように、同じケースでも場所によって厚みが異なることがあります。

    これはネックマイクロメーターで計測してネックターニングツール等で成形します。

    >2.ネックが薄くなると耐久性ではネガティブでしょうか。 これより薄くしてはならない といった目安はあるでしょうか。

    削る量はチャンバー内径と弾頭直径によって異なります。

    ネックターニング用チャンバーでは、ケースとチャンバーのクリアランスはできるだけ小さい方が良いですし、同時にネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想です。

    これを考慮すれば削る量は少ない方が良いですが、クリアランスの判断は人によって異なります。

    ケースとチャンバーのクリアランスが大きいと薄いケースは裂けやすくなりますし、クリアランスが小さくてもケースが薄すぎれば裂けます。

    >3.ネックターニング用のチャンバーにするには銃身の交換が必要でしょうか。

    必要です。

    >4.ネックターニング用のチャンバーには標準のケースは入らなくなるでしょうか。

    通常は入らなくなりますが、絶対とは言えません。

    基本的には入らないものと考えた方が良いと思います。

    #60973
    シミズ
    ゲスト

    有難うございます。

    僭越ながら解せない部分があります。

    > ネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想です。
    (質問2の回答中)

    ネックと弾頭は径が全然違いますし、問題となるのは 「チャンバーのネック部内径」と「ケースのネック部外径」 の寸法関係だと思うのですが。
    それで、チャンバー内径の方を小さくするのでしょうか。
    常識的に考えると、チャンバーの方を大きくしなければ入らなさそうなものですが、薬莢が柔軟な金属で出来ていることから考えると、0.002インチくらい小さくするほうがピッタリ決まる ということなのでしょうか。
    .002というのは、直径で.002/片側で.001 ということですよね。

    あと、弾頭の話が出ましたが、弾頭外径とスロート内径のクリアランスはどのくらいが理想でしょうか。

    さらに追加の質問をさせてください。

    解答3 銃身交換が必要
    解答4 標準のケースは入らない
    ということになると、アメリカ人の考えだと「ネックターナー用チャンバーの銃をもう一丁買えばいい」ということになるのかも知れませんが、丁数制限のある国のユーザーにとっては非常に問題だと思います。

    それで考えたことですが、
    ネックターニングすると標準のチャンバーにピッタリになる(逆に削らないと標準チャンバーに入らない) という太い(厚い)ネックのケースというのは売っていたりしないのでしょうか。

    例えば、.308Winのネックダイアメーターは調べてみると .343 ということですが、(これはケース外径でしょうかチャンバー内径でしょうか)
    ネック0.353くらいの308Winケースが売られていれば、0.005削った(直径は0.010小さくなる)ところで標準のチャンバーにピッタリ入るでしょう。

    #60974
    シミズ
    ゲスト

    すみません。回答の意味を勘違いしていました。

    > ネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想

    これは、弾頭を咥える前のケースのネック部内径を弾頭よりも0.002インチ小さくするということですよね。

    僕が気にしている、 「チャンバーのネック部内径」と「ケースのネック部外径」 のクリアランスは、
    > クリアランスの判断は人によって異なります。
    ということなのでしょうね。

    #60975
    ポルポル
    キーマスター

    >あと、弾頭の話が出ましたが、弾頭外径とスロート内径のクリアランスはどのくらいが理想でしょうか。

    .308winを例にすると、SAAMI規格では谷径が0.308インチ(7.82mm)、スロート内径が0.310インチ(7.87mm)ですが、これぐらいのクリアランスだと安全です。

    クリアランスは仕様によって異なりますし、安全性を考慮したりシューターの考え方にもよりますから、理想と呼べるものは無いのではないでしょうか。

    >丁数制限のある国のユーザーにとっては非常に問題だと思います。

    ネックターニングはコアなユーザーが挑戦していますが、そういったユーザーには大変ですね。
    (一般ユーザーには必要のないことですが・・・)

    >ネックターニングすると標準のチャンバーにピッタリになる(逆に削らないと標準チャンバーに入らない) という太い(厚い)ネックのケースというのは売っていたりしないのでしょうか。

    売っていないのではないでしょうか。
    ネックが厚いと膨張が妨げられることで高圧になりやすく危険だと思います。

    >.308Winのネックダイアメーターは調べてみると .343 ということですが、(これはケース外径でしょうかチャンバー内径でしょうか)

    これはケース外径です。
    チャンバー内径のネック部は0.3442インチです。

    >> ネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想
    >これは、弾頭を咥える前のケースのネック部内径を弾頭よりも0.002インチ小さくするということですよね。

    仰る通りです。

    >僕が気にしている、 「チャンバーのネック部内径」と「ケースのネック部外径」 のクリアランスは、
    >> クリアランスの判断は人によって異なります。
    >ということなのでしょうね。

    仰る通りです。

    シューターによって判断が異なりますが、ネック部のケースとチャンバーのクリアランスは0.002~0.005インチの範囲が多いようです。

    タイトにするとケースの変形が少ないことで再利用しやすいというメリットがある反面、高圧になりやすいという危険もあるので、高い集弾率を得るためにもシューターの試行錯誤が必要なところでもあります。

    #60977
    シミズ
    ゲスト

    有難うございます。

    うるさい質問を追加させて戴きますが、
    回答していただけるとうれしいです。

    <1>
    ネック部クリアランスについて

    .308Winのネックについて、
    > (0.343は)これはケース外径です。
    > チャンバー内径のネック部は0.3442インチです。
    という回答でしたが、そういうことだと直径で0.001ほどしか差がないことになります。

    しかし、そのあとの回答で、
    > ネック部のケースとチャンバーのクリアランスは
    > 0.002~0.005インチの範囲が多い
    と回答されているのですが、これは 「0.0002~0.0005」 の誤記なのでしょうか。(クリアランス0.0005だとすると直径で0.001の差になり、先の回答に整合すると思うのですが)
    クリアランス0.005だとすると結構ガバガバなように思います。

    <2>
    > ネックが厚いと
    > 膨張が妨げられることで高圧になりやすく危険

    僕が気になっている口径のひとつが .243WSSM なのですが、これはネックがやたら厚いです。
    弾頭径.243/ネック径.291 で差は 0.048 です。同系列の .223WSSM と .25WSSM も同じネック厚になっています。 ものによっては.243WSSMのネック径を.287としている資料もありますが、相当厚いことに変わりはないと思います。

    僕が調べた範囲では、.50BMGなどを例外とすれば大抵の装弾で弾頭/ネックの差は最大で0.036あたりまでで、WSSMのネックは群を抜いて厚いのですが、この程度では問題はないでしょうか。

    WSSMは形状的にも特異なのですが、このような薬室形状だとネックが厚くてもいいのでしょうか。
    ウィンチェスターはどのような意図だと考えられますか?

    <3>
    管理人さんが御存知の範囲で、極端に厚いネックの特異な装弾は他にあるでしょうか。

    <4>
    先の質問で提案した、(架空の)「ネック径0.353の.308Win」 は、削る前のネック厚は0.022になります。(それでもWSSMと比べるとまだ薄いのですが)
    削らないと入らないという前提の空想なので、使用する段階では0.017(標準の.308Winと同じ厚さ)になっている前提ですが、 最初から0.017にプレスされているネックと、0.022にプレスされたものを削って0.017にしたネックで、安全性に差はあるでしょうか。

    <5>
    僕が想像した架空の「ステップドネック薬莢」のネック部クローズアップ図です。 https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-7b-5e/tiebukuro_gazouhokann/folder/1093840/54/38485354/img_1?1518751733
    ( 黄色が薬莢 グレーがチャンバー オレンジが弾頭 )

    ネックのショルダー近くをチャンバー内径よりも若干太くフォーミングするという空想です。
    図では干渉していますが、実際に装填するとチャンバー内壁に締付けられてパッツンパッツンにフィットする という意図なのですが、プラスの効果&ネガティブな悪影響 について度のように考察されますか。

    #60978
    ポルポル
    キーマスター

    >クリアランス0.005だとすると結構ガバガバなように思います。

    SAAMIのスペックを例にネックターニングの解説をしない方が良かったかもしれませんね。

    ケースネック外径0.343インチは弾頭が装填された状態での外径ですので、弾頭が無い状態のケースネックはもっと細くなります。

    例えば.308口径でチャンバーネック径(ネックターニングチャンバー)が0.34インチのとき、ケースネックの厚み(ケースウォール)が片側0.0135インチだとすると、両面合わせて0.027インチとなり、それに口径の0.308を足すと0.335インチとなります。
    つまりチャンバーネック径0.34インチにケースネック径0.335インチが装填されると、クリアランスは0.005インチとなります。

    >WSSMのネックは群を抜いて厚いのですが、この程度では問題はないでしょうか。

    ハイパワーな高速弾を安全に撃ち出すにはより厚いケースネックが必要になります。
    そういった厚いケースが必要な銃は、チャンバーも厚く強度が高いので問題はありません。
    ですが、チャンバーの強度が十分ではない場合にケースの厚みだけ変更するのは、危険を伴うことがあるということです。

    >管理人さんが御存知の範囲で、極端に厚いネックの特異な装弾は他にあるでしょうか。

    カスタムカートリッジでは存在するかもしれませんが、私は思い当たりません。

    ケースウォールの厚みということであれば、民間より軍用の方が厚く、例を挙げると.308winより7.62mmNATOの方が厚いケースウォールを持ちます。

    >使用する段階では0.017(標準の.308Winと同じ厚さ)になっている前提ですが、 最初から0.017にプレスされているネックと、0.022にプレスされたものを削って0.017にしたネックで、安全性に差はあるでしょうか。

    全周の厚みが同じであれば、安全性は変わらないと思われます。

    >架空の「ステップドネック薬莢」のネック部クローズアップ図

    架空とのことですが、これはかつてベンチレストシューティング競技で実際に行われていたテクニックと殆ど同じですので、安全性などの問題は無いはずです。精度も落ちることはありません。

    ファイアーフォーミングされたカートリッジでネック先端だけネックターニングを施して弾頭とネックの摩擦を減らすという目的がありましたが、リロードに手間が掛かる割にアキュラシーの結果が伴わないということで、現在では廃れてしまいました。

    #60982
    シミズ
    ゲスト

    有難うございます。

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