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着脱式弾倉の広がりの違い

  • このトピックには4件の返信、1人の参加者があり、最後にリナードにより1ヶ月、 2週前に更新されました。
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  • 投稿者
    投稿
  • #96050返信
    リナード
    ゲスト

    軍用銃において、なぜ拳銃や短機関銃などの着脱式弾倉を用いる小火器が普及したあともしばらくの間ライフルは固定式弾倉が主流だったんでしょうか?
    やはり兵站や絶対的な信頼性が関係しているのでしょうか?

    #96052返信
    ポルポル
    キーマスター

    最も大きな理由はコストの問題です。
    ボックスマガジンは高価ですが、ストリッパークリップなら安価に大量生産が可能です。
    ピストルやサブマシンガンは比較的少量生産ですが、主力ライフルは大量に必要とされるためコストの負担が大きくなります。

    イギリスのリーエンフィールドMK1は着脱式マガジン採用時にマガジン脱落による紛失を懸念し、銃とマガジンをチェーンで繋いで対応したうえで兵士1人につき1本のマガジンが支給されていました。
    こうしたマガジンの脱落はマガジンと弾薬の両方を失うため物資が不足した時代には無視できない問題です。

    また、ソ連のSVT-38はマガジン脱落が原因で製造終了し、SVT-40でマガジンリリースが改良されたものの主に精鋭部隊での採用に留まり、大量に必要とされる主力ライフルは固定マガジンのモシンナガンでした。

    アメリカはショーシャ1915やBARで着脱式マガジンを利用しましたが、支援火器としての運用に限定されたため主力ライフルより少ない製造数です。

    ドイツのStG44やアメリカのM1カービンといったオートマチックライフルが登場した頃から次第に機動性を活かした戦術が生まれ、着脱式マガジンが重要視されるようになっています。

    #96080返信
    リナード
    ゲスト

    ありがとうございます。関連して質問したいのですが、なぜM1ガーランドはクリップではなくエンブロックを採用したのでしょうか?装填の時間の短縮には繋がりそうですが、装填の度に撃ち切っているか否かに関わらず一々全弾排出するのはなんというか、勿体ない気がするのですが・・・・・・それとも途中で排出した実包は拾うように教育されるのでしょうか?

    #96086返信
    ポルポル
    キーマスター

    開発者のジョン・ガーランドはM1ガーランドの前にボックスマガジンのライフルを試作していましたが、同じく銃器デザイナーのジョン・ピダーセンがエンブロッククリップ方式を推奨したことでボックスマガジンは採用されませんでした。

    エンブロッククリップはボックスマガジンより軽量なため兵士の携行弾数を増加させることが可能な他、弾薬の輸送にもメリットがあります。
    通常、ボックスマガジンと弾薬は別々に発送されますが、エンブロッククリップは工場出荷時からクリップ内に弾薬が装填された状態で発送されるため場所をとらず大量輸送が可能です。
    そして装填が速いため火力の維持が容易な点は大きなメリットです。

    当時の米軍のマニュアルではM1ガーランドは全弾発射後にリロードするよう教育されていました。
    クリップ内に残弾が残ってしまった場合は、適当に敵の方向へ射撃し残弾消費後に新しいクリップを装填されます。
    当時の米軍は弾薬を大量輸送していたこともあり、「勿体ない」という感覚は希薄だったようです。

    勿論、M1ガーランドも数発の残弾がある状態から弾薬を追加装填することも不可能ではありませんが、エンブロッククリップは8発装填された状態で固定される構造上、装填にコツが必要なため一般的ではありませんでした。

    #96087返信
    リナード
    ゲスト

    なるほど、物量と合理化の国であるアメリカらしい理由だったわけですね。詳説感謝します。

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