横槍を入れるようで心苦しいのですが…
自衛隊が公開した「新たな重要装備品等の選定結果について」によりますと、国産のHOWA 5.56は量産単価は一式約28万でありHK416やSCAR-Lを含めた3候補の中で最も安価であったこと
他にも導入後に必要となる維持・運用に要する費用を含めたライフサイクルコストが15万式取得時に約439億円(計算上1式あたり約29万円強)の見積もりとなることが示されています
自衛隊の小銃が高いと言われる背景には大量に生産されている安価なM16/M4やAKシリーズと比べていることや、自衛隊の年間の調達数が少なくコストが下がりにくいことが挙げられます
事実、HK416やSCARの単価は高い傾向にあるとされ、調達数では89式の例でば約6400丁調達した平成19年度で1丁あたり約33.3万円、約2万丁調達した平成20年度で約29万円と下がっています
そして小銃は一式調達した中に何が含まれているか考える必要があります
消耗品は別予算が組まれているのか、それとも調達価格に含まれているのか、照準器や弾倉等は調達価格に含まれているのか
それらがすべてオープンにされてない以上、他の小銃と比べて高い安いという比較は不可能です