ハードキャスト弾はなぜ対人には使われないのか?

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  • #96839返信
    JackyLen
    ゲスト

    拳銃の弾丸で、よくHPホローポイント弾は、対人用に使われていると聞いています。

    弾頭がひらくことにより、より銃創を広げて殺傷力を高めていると思うのですが、

    FBIレポートでは、45ACPでも9mmでも銃創は変わらず、心臓などの致命的部位まで到達する貫通力が大事だとと言っているのかと思います。

    ハードキャスト弾なら、骨も影響を受けず貫通するようなことをお聞きしまして、

    さらに、より深い貫通力が求められる狩猟の世界では、ハードキャスト弾が使われています。

    人間よりはるかに強い動物で使用されるならば、火薬の量、弾速を減らしてもハードキャスト弾の方が対人でも効果があり、また反動リコイルも軽減できて1石2丁の気がするのですが、実際のところは、なぜ対人用ではハードキャスト弾を使う話が無いのでしょうか?

    #96846返信
    ポルポル
    キーマスター

    ハードキャストは着弾時の変形が少なく貫通力が高いため、流れ弾や貫通弾による二次被害の恐れがあります。
    これは法執行機関でフルメタルジャケット(FMJ)が使用されない理由の1つでもあります。

    ホローポイント弾は拡張によって大きな永久空洞を形成し、ターゲットに対して大きなダメージを与えることで高いストッピングパワーを持ち、運動エネルギーを体内で消費することで貫通しにくくなります。
    ご指摘の通り9mmと.45ACPの銃創の差は殆ど変わらない状態ではあるものの、FMJやハードキャストとホローポイントの銃創の状態は大きく異なります。

    狩猟では獲物の大きさや使用する弾薬によって弾頭のデザインが使い分けられます。
    グリズリーのような大きな獲物に対してホローポイント弾を使用すると着弾直後から大きく拡張し貫通力が低いため、致命傷となる臓器に到達できずダメージが小さくなる傾向があります。
    一方、ハードキャストのように貫通力の高い弾頭では長い銃創となり、損傷する部分が多いためダメージが大きくなります。

    しかし、人体に近いサイズの鹿を側面から撃った場合、FMJやハードキャストは簡単に胴体を貫通し、銃創の状態も損傷が少なく軽度のダメージになる傾向があります。
    致命傷となる箇所に命中しない場合、ダメージが小さく出血量も少ないため半矢の状態で遠くまで逃げてしまい、回収困難なまま死なせてしまうことがあります。
    そのため鹿などの獲物にはホローポイント、ソフトポイント、バリスティックチップなどの拡張する弾頭が適しています。

    より大きなダメージを与えるには弾頭の拡張と貫通力が重要ですが、拡張が大きければ貫通力が低下し、貫通力を得るには拡張が小さい方が良いといえます。
    理想は貫通力と拡張の両方を得ることですが、これは対象となるターゲットや使用する弾薬(弾頭重量や弾速のバランス)によって最適な選択肢が異なり、対象が人体の場合は過剰な貫通力よりも適度な貫通力と拡張による損傷と出血によるダメージが効果的といえます。
    つまり人体に対しては過剰に貫通力の高いハードキャストのような弾頭よりも拡張するホローポイントの方が適しています。

    #96853返信
    JackyLen
    ゲスト

    なるほど。

    貫通力がありすぎて2次被害がでるのと、人間の場合は弱いので貫通力よりも弾頭形状によるダメージの方が効果があるわけですね。

    昔は、弾頭重量が重くて、ある程度の初速があるものが効果があると思っていましたが、

    拳銃弾程度のエネルギーでは、何を撃ってもそうはかわらないってことですね。

    結構年寄りのダーティーハリー世代なんで、重い弾頭と使いたいとか思ったりするんですが、現実は、150グレイン程度の弾頭に、980フィートくらいの初速で足りるんでしょうね。
    拳銃弾で、それ以上あっても変わらないと。

    やっと最近、FBIのレポートを受け入れられるようになりましたw

    まぁ実際には、いかなる状況でもなるべく人は撃ちたくないものです。

    #96921返信
    ダムダム
    ゲスト

    余計な注釈ですが、私のFBIレポートに関して記したいと思います

    よくFBIレポートについて「9mmルガーと40SWと45ACPの殺傷性はどれも同じ」と短絡的に解釈している方が居られますが、FBIレポートの内容はあくまで9mmルガー、40SW、45ACPのHP弾についての比較です
    (45ACPのFMJ弾と9mmルガーの現代のHP弾では同程度の有効な殺傷性があります)
    90年代には実際、9mmルガーのHP弾に十分な殺傷性がありませんでした。当時は40SWを採用する意味が確かにありました
    しかし時代とともに、最も普及している弾薬である9mmルガーは改良と研究が進み、2017年の時点で前述のように3種の弾薬のHP弾の間で殺傷性にほとんど差がなくなりました
    もちろん、FMJになると話はだいぶ変わります
    また軍ではHP弾を使用できないため、依然45ACPにアドバンテージがある局面と機会が存在しています

    解釈が誤っておりましたらすみません

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