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#37787 返信

ポル
Keymaster

>【質問1】
私が知る限り、警告射撃を手順として指導しているのは、先進国では日本だけです。
アメリカでは人口密集地域で空に向かって撃つことは違法ですし、警察も警告射撃は指導していません。初弾は相手の胴体に向かって撃つのが常識です。

日本と違いアメリカでは各警察が発砲の際にどう行動するかポリシーを決定していますが、日本のような指導はまずあり得ません。
ただし、レアケースとして現場の警官の判断で警告射撃が行われることもあります。その際は必ず安全な場所に向かって発砲し、空に向かって撃つことはありません。

>【質問2】
世界中で大勢の人が落下した弾に被弾して死亡しているのに、何故日本の警察は未だに空に向かって撃つことを止めないのか、私には理解できません。警察にも弾道学に精通した人が大勢いるはずですが、何故かこんな危険行為が繰り返されています。

弾は90度の角度で真上に撃てば、やがて重力によって弾速がゼロに近づき、そのまま落下します。このとき弾は前方から落下することもあれば、後ろ向きに落下することもあり、空気抵抗を受けながら終端速度に到達します。

弾の終端速度は形状の差によって空気抵抗が異なるため、落下速度に差がありますが、概ね200~700fpsと言われています。
この速度は日本のエアガンの初速と同等か2倍以上ですが、この速度の鉛の弾が人体に命中すればどうなるか、殆どの方が想像できるかと思います。

しかし、空に向かって警告射撃を行う場合は結果が異なり、90度の角度で撃つケースは非常に稀です。
もし角度が80度、70度と小さくなれば、弾は放物線を描いて飛ぶため、弾の飛翔高度が頂点に達しても弾速はゼロになりません。
この場合、高速の弾が数キロ離れた場所に落下し、人に命中すれば死傷する恐れがあります。

アメリカでも3~5km離れた場所で被弾し死亡したり、屋根を貫通する事件が度々起こっていますが、日本の警察はそんなことは気にしないようですね。

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