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ポルキーマスター
つまりこういうことですね。
距離:80.4672m
弾速:637m/秒
ターゲットの速度:5m/秒(45度:2.5m/秒)
弾の飛翔時間: (80.4672m)/(637m/秒) = 0.126秒
リード:0.126秒x2.5m/秒 = 0.315m (31.5cm)ですが、実際の角度はその半分にも満たないようなので、15cm程度と考えました。
45度:2.5m/秒は、射手から見たターゲットの移動速度です。
高低差分はここで提示された弾速が6階から発射されたものという仮の前提ですが、正確に計算するには弾道係数、湿度、気温、高度、弾頭重量等の値が必要です。(弾速は一定ではないので)
現場の状況は3発とも角度と距離が異なっているので、あくまで仮定の計算です。>管理人さまが同じ条件でやるとして、成功する自身ありますか?
自信はあります。
狙撃には良い条件なので、多少ライフルの経験があれば成功率は高いと思います。>マークスマンの点数が取れなかった隊員には、その下に何かあるんでしょうか?
私が知っているのはこれだけなので、分かりません。
ポルキーマスターできることはいくつかあります。
【トリガーとハンマーの研磨】
トリガー先端のハンマーとの接触面をサンドペーパー等で磨いて鏡面仕上げにします。【トリガーとハンマーのスプリングを軽いものに交換する】
このようなスプリングセットで現在ご使用のものより軽いものと交換します。
https://www.midwayusa.com/product/1003366096/jp-enterprises-enhanced-reliability-trigger-spring-kit-ar-15-3-1-2-lb【トリガーアジャスターに交換する】
トリガーアジャスターを使用するとリセットが短くなり、トリガープルも軽くなります。
http://www.ar15triggeradjusters.com/【ドロップイントリガーに交換する】
高価ですが、トリガーメカを丸ごとドロップイントリガーと交換すると軽くできます。
http://www.primaryarms.com/MCategories+AR-15-Triggers80%ロアレシーバーを組むとなればフィッティングが必要ですから、スペックと照らし合わせて動作を詳細に確認した方が良いかもしれませんね。
また、ご存知かもしれませんが、カリフォルニア州では2019年1月1日から製造者やシリアルナンバーの刻印がないレシーバーは全て違法になります。
自分でシリアルナンバーを打刻できるのも今年の6月末までなので、ご注意ください。ポルキーマスター角度が45度ならリードは半分の約32cmですが、実際はもっと浅い角度ですね。
グーグルアースで88ヤードの弾道を引いてみたのですが、修正は15cm程度でも何とかなりそうです。
>あるいは暗算する必要も無い、何かのハックがあるのでしょうか。
海兵隊の場合は使用弾薬が決まっているので、簡単な倍数を記憶するテクニックも応用されています。
M118(.308 168gr)を使用するライフルでは、歩いているターゲットは7の倍数、早歩きはその二倍、駆け足は三倍としておよその計算ができます。(進行方向が45度なら2で割る)
例:徒歩のターゲット(時速3マイル=4.8km/h)
100ヤード 7インチ
200ヤード 14インチ
300ヤード 21インチ
400ヤード 28インチ
500ヤード 35インチ
600ヤード 42インチただし、これが使えるのは500~600ヤードまでで、それ以降は7の倍数では誤差が大きくなります。
或いは、距離とリードの値を記載したチートシートがあればもっと簡単です。
JFK暗殺の場合は距離が近いですし、ターゲットの動きも鈍いので、高度な技術がなくても感覚だけで高確率の命中が見込めるのではないでしょうか。
ポルキーマスター.308winのチャンバーに7.62mmNATOを使用するのはそれほど危険ではありませんが、7.62mmNATOのチャンバーに.308winを使用するのはリスクがあります。
双方が発生する最大圧力は、7.62mmNATOが58,000psi、.308winが62,000psiとなり、.308winの方が高圧です。
問題となるのはヘッドスペースの大きさで、.308winは1.630-1.6340インチ、7.62mmNATOは1.6355-1.6405インチとなっており、7.62mmNATOチャンバーの方が若干長くなります。
つまり、長いヘッドスペースのチャンバーに短い弾を装填すると、発射時にケースが伸びて穴が空いたり破断する可能性があり、もし穴や破断が生じたら、漏れたガスによりストックやレシーバーが吹き飛ぶリスクがあります。
NATO弾はケースウォールが厚く、多少ヘッドスペースが長いチャンバーに装填されても伸縮に対して耐性がありますが、薄い.308winは耐性がありません。
もしヘッドスペースが.308winでも耐えられるレベルであれば問題ありませんが、ヘッドスペースが適正でないことは銃によってあり得るので、そういったリスクを避けるためにチャンバーとケースは同一のものを使用するのが無難です。
または、予めヘッドスペースゲージで計測して問題無いレベルであれば射撃可能です。
ポルキーマスター>一級射手/二級射手 というのはどの程度のレベルでしょうか。
米海兵隊では一発につき5ポイントとして、中央に命中すれば5ポイント、ターゲットを外れたら0ポイントで計算されてスコアが決まります。これをラピッドファイアやスローファイアに分けて射撃します。
低い順からマークスマン(二級射手)は計250~279ポイント、シャープシューター(一級射手)は計280~304ポイント、エキスパート(特級射手)は計305~350ポイントの得点でランクが決まりますが、過去100年の間に時代によって必要ポイントが異なるようですし、新たに前進しながら射撃する項目が追加されるなど内容も変化しています。
射撃姿勢はシッティング、ニーリング、スタンディングなど含まれ、距離も7~500ヤードど広く、制限時間も5分以内に5発、4秒以内に2発など、コースによって細かい設定があり、意外と複雑な内容です。
>カルカノのような弾頭は空気抵抗が大きく遠射には不利かもしれませんが、近距離での精度はむしろ有利なのではないかと
仰る通りだと思いますが、JFK暗殺の状況は距離が88ヤードと近いので、弾がタンブリングを起こしたりしないかぎり、大抵のライフルで人間大には集弾できたと思います。
狙撃に選んだ場所も、撃ち降ろしでターゲットが縦移動する場所という狙撃には好条件でしたし、使用したのが4倍スコープというのも、速射しやすい選択だったのではないでしょうか。
>5.5秒で3発撃つのは不可能か? (発射の間隔は約3秒)
以前にヒストリーチャンネルが検証していましたが、十分可能だと思います。
ポルキーマスター水平二連銃(サイドバイサイドショットガン/ライフル)の独立した2本のトリガーは左右の銃身を撃ち分けるためのシンプルなトリガーです。
基本的には、前のトリガーが右側の銃身、後ろのトリガーが左側の銃身から発射します。
このトリガーの多くは二つのトリガーを同時に引いて二発同時発射が可能なため、象狩りなどビッグゲームハンティングでは大きな殺傷力を得るために使用されたポピュラーなトリガーでした。
画像のトリガーは「ダブルセットトリガー(DST)」と呼ばれるトリガーで、前のトリガーが撃発に使用され、後ろのトリガーは撃発用トリガーを軽くするためのスイッチの役割を果たします。
このシステムは19世紀からフリントロックライフルなどでヨーロッパを中心に広く利用されており、軽いトリガーだと移動中に暴発や誤射の危険があるため、射撃の際には後ろのトリガーを引いてから前のトリガーで発射するといった、安全装置の代替として利用された歴史があります。
また、重いトリガーでは遠距離の射撃が難しいため、トリガーを軽くしたい精密射撃では重宝されることから、競技用ライフルでも採用されています。
前後のトリガーの間にはネジがありますが、このネジを回すとトリガーの重さを調節することができます。
ポルキーマスターポルキーマスター一般的に、作動の信頼性を重視するユーザーは8連マグより7連マグを選ぶことが多いです。
フルサイズ1911のマガジンは7連で設計されましたが、同じ全長のマガジンで装弾数を一発増加させるには、マガジンフォロアーの高さを短くしたり、マガジンスプリングのコイルの巻数を減らすなどしてスペースを確保します。
しかし、そうすると、巻数が少ない強いスプリングによりジャムを起こしやすい、マガジン内でマガジンフォロアーが傾きやすい、マガジンフォロアーとマガジンスプリングが干渉して抵抗となりスムーズに上昇しない、最終弾発射時にマガジンフォロアーが前進してフィードランプと干渉する・・・などの問題や不具合が生じることがあります。
こういったリスクを避けるために、信頼性を重視する場合は従来の7連マグが選ばれる傾向があります。
ですが、メーカーによっては8連マグでも信頼性の高い製品が登場しているので、必ずしも8連マグが劣っているということではありません。
サードパーティー製のマガジンフォロアーは形状も様々ですが、前後に足があるものや、スカート状のものは比較的高く評価されています。
マガジンによっては薬室装填時に弾頭がマガジン内に沈み込む「ノーズダイブ」が発生してジャムの原因となることが多いですし、特に軍や特殊部隊では最終弾発射後に確実にスライドがホールドオープンすることを重視するので、マガジンフォロアーの性能は重要といえます。
このような理由から、確実に弾を装填してスライドストップを押し上げることができるマガジンの信頼性は、一発増の装弾数のメリットよりも重要視されることがあります。
ポルキーマスター>ネガティブイメージを払拭できなかったのか、あるいは根本的改善になっていなかったのでしょうか。
両方だと思います。
元々あまり性能が良くなかったですし、メンテナンス性については改善にも限界がありました。>レミントンはキャプチャー11になってしまいましたね。
チャプター11ですね。
まだレミントンが消えてなくなると決まったわけではありませんし、コルトやウィンチェスターのように整理されるのではないでしょうか。>ウィンチェスターのSXRに関心があったのですが、現在のウ社HPにSXRのページは無いみたいです。販売停止でしょうか。
こちらでしょうか?
http://www.winchesterint.com/products/rifles/semi-auto/A-WSXRBAT/A-WSXRBAT.html>H&KのSLB2000に関心があるのですが、HKのHPには軍用銃とハンドガンしか無い雰囲気です。
H&KはSLB2000をメルケル社に売却したので販売終了しました。
現在は改良版のメルケルSR1と、ハーネルSLB2000がヨーロッパで販売されています。
Merkel
http://www.merkel-die-jagd.de/de/Haenel
http://www.cg-haenel.de/>猟銃を扱っているサイトが別にあったりするのでしょうか。
アメリカではAR-15も猟銃ですが、日本で所持できる猟銃のサイトは無いと思います。
ポルキーマスター>「45信奉」 「45信者」 に相当する英語
「45カルト(cult)」、「45ビリーバー(believer)」、「45ラバー(lover)」等と言ったりしますね。
呼び方は色々なので何でもアリだと思いますが。
ポルキーマスター>クリアランス0.005だとすると結構ガバガバなように思います。
SAAMIのスペックを例にネックターニングの解説をしない方が良かったかもしれませんね。
ケースネック外径0.343インチは弾頭が装填された状態での外径ですので、弾頭が無い状態のケースネックはもっと細くなります。
例えば.308口径でチャンバーネック径(ネックターニングチャンバー)が0.34インチのとき、ケースネックの厚み(ケースウォール)が片側0.0135インチだとすると、両面合わせて0.027インチとなり、それに口径の0.308を足すと0.335インチとなります。
つまりチャンバーネック径0.34インチにケースネック径0.335インチが装填されると、クリアランスは0.005インチとなります。>WSSMのネックは群を抜いて厚いのですが、この程度では問題はないでしょうか。
ハイパワーな高速弾を安全に撃ち出すにはより厚いケースネックが必要になります。
そういった厚いケースが必要な銃は、チャンバーも厚く強度が高いので問題はありません。
ですが、チャンバーの強度が十分ではない場合にケースの厚みだけ変更するのは、危険を伴うことがあるということです。>管理人さんが御存知の範囲で、極端に厚いネックの特異な装弾は他にあるでしょうか。
カスタムカートリッジでは存在するかもしれませんが、私は思い当たりません。
ケースウォールの厚みということであれば、民間より軍用の方が厚く、例を挙げると.308winより7.62mmNATOの方が厚いケースウォールを持ちます。
>使用する段階では0.017(標準の.308Winと同じ厚さ)になっている前提ですが、 最初から0.017にプレスされているネックと、0.022にプレスされたものを削って0.017にしたネックで、安全性に差はあるでしょうか。
全周の厚みが同じであれば、安全性は変わらないと思われます。
>架空の「ステップドネック薬莢」のネック部クローズアップ図
架空とのことですが、これはかつてベンチレストシューティング競技で実際に行われていたテクニックと殆ど同じですので、安全性などの問題は無いはずです。精度も落ちることはありません。
ファイアーフォーミングされたカートリッジでネック先端だけネックターニングを施して弾頭とネックの摩擦を減らすという目的がありましたが、リロードに手間が掛かる割にアキュラシーの結果が伴わないということで、現在では廃れてしまいました。
ポルキーマスター>あと、弾頭の話が出ましたが、弾頭外径とスロート内径のクリアランスはどのくらいが理想でしょうか。
.308winを例にすると、SAAMI規格では谷径が0.308インチ(7.82mm)、スロート内径が0.310インチ(7.87mm)ですが、これぐらいのクリアランスだと安全です。
クリアランスは仕様によって異なりますし、安全性を考慮したりシューターの考え方にもよりますから、理想と呼べるものは無いのではないでしょうか。
>丁数制限のある国のユーザーにとっては非常に問題だと思います。
ネックターニングはコアなユーザーが挑戦していますが、そういったユーザーには大変ですね。
(一般ユーザーには必要のないことですが・・・)>ネックターニングすると標準のチャンバーにピッタリになる(逆に削らないと標準チャンバーに入らない) という太い(厚い)ネックのケースというのは売っていたりしないのでしょうか。
売っていないのではないでしょうか。
ネックが厚いと膨張が妨げられることで高圧になりやすく危険だと思います。>.308Winのネックダイアメーターは調べてみると .343 ということですが、(これはケース外径でしょうかチャンバー内径でしょうか)
これはケース外径です。
チャンバー内径のネック部は0.3442インチです。>> ネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想
>これは、弾頭を咥える前のケースのネック部内径を弾頭よりも0.002インチ小さくするということですよね。仰る通りです。
>僕が気にしている、 「チャンバーのネック部内径」と「ケースのネック部外径」 のクリアランスは、
>> クリアランスの判断は人によって異なります。
>ということなのでしょうね。仰る通りです。
シューターによって判断が異なりますが、ネック部のケースとチャンバーのクリアランスは0.002~0.005インチの範囲が多いようです。
タイトにするとケースの変形が少ないことで再利用しやすいというメリットがある反面、高圧になりやすいという危険もあるので、高い集弾率を得るためにもシューターの試行錯誤が必要なところでもあります。
ポルキーマスター>1. 製品によっても違うでしょうか目安として、どのくらい(1000分の何インチくらい)削るとネックは真円になるでしょうか。
新品のケースを箱で購入しても、ケースはそれぞれ厚みが異なるので、削る量もそれぞれ異なります。
具体的には、0.001インチの場合もあれば、0.005インチの場合もあります。
ケースウォールの厚みは一定ではないことが多く、ケースの方側が厚く、その反対側は薄いといったように、同じケースでも場所によって厚みが異なることがあります。
これはネックマイクロメーターで計測してネックターニングツール等で成形します。
>2.ネックが薄くなると耐久性ではネガティブでしょうか。 これより薄くしてはならない といった目安はあるでしょうか。
削る量はチャンバー内径と弾頭直径によって異なります。
ネックターニング用チャンバーでは、ケースとチャンバーのクリアランスはできるだけ小さい方が良いですし、同時にネックの内径は弾頭直径より0.002インチ小さくするのが理想です。
これを考慮すれば削る量は少ない方が良いですが、クリアランスの判断は人によって異なります。
ケースとチャンバーのクリアランスが大きいと薄いケースは裂けやすくなりますし、クリアランスが小さくてもケースが薄すぎれば裂けます。
>3.ネックターニング用のチャンバーにするには銃身の交換が必要でしょうか。
必要です。
>4.ネックターニング用のチャンバーには標準のケースは入らなくなるでしょうか。
通常は入らなくなりますが、絶対とは言えません。
基本的には入らないものと考えた方が良いと思います。
ポルキーマスター>でも米軍も「どうしてもXM1152を使わなくてはならない!」というわけではないでしょうから、相性のいい弾を見つけるか作るかするんでしょうか。
XM1152の名前はそのままで修正があるかもしれませんね。
フラットノーズ弾頭(FMJ-FN)はM17/18に限らず、どのピストルでも作動の信頼性を得るのは難しいので、信頼性重視であればフラットノーズ弾頭を諦めるのが近道だと思います。
ですが米陸軍は命中精度、ストッピングパワー、ペーパーターゲットに対する視認性などの向上を狙っているようなので、フラットノーズに合わせて銃を修正することもあるかもしれません。
例えば、フィーディングランプやマガジンリップの形状変更が考えられます。
>しかしトライアルであらゆる可能性を探ったはずの銃でこういうことが起きるというのは銃という物の奥深さを考えさせえくれます。
コルトM1911やベレッタM9も採用後に問題が続出し、年月を経て修正された過去があるので、M17/18も問題点があることは予想されていました。
とはいえ、今回の件ではグロック社が主張しているように、テストの内容が不十分だったように思えます。
米陸軍側から見れば予算削減で時間を掛けられない事情もあるでしょうが、それにしても杜撰さを感じますね。
ポルキーマスターご指摘の通り、FMJであっても銃によっては相性が存在します。
ワルサーP38の場合は当時と現代の9mmルガーに差があるため相性問題が顕著に表られることがあります。
また現代でも、ピストルによっては弾薬メーカーの異なる9mmルガー間で相性問題が出ることがあります。
米陸軍がMHS(モジュラーハンドガンシステム)要求していた条件は、「2000発の射撃で平均95%以上が正常に発射できること」でしたが、結果は以下のようになりました。
【M17(銃身長:4.7インチ)】
XM1153(ホローポイント)= 95%
XM1152(FMJ)= 75%【M18(銃身長:3.9インチ)】
XM1153(ホローポイント)= 96%
XM1152(FMJ)= 60%結果を見る限り、ホローポイント弾よりFMJの方がジャムのリスクが高いという、一般的な傾向の逆の結果が出たといえます。
これがもし民間市場での出来事であれば、詳細な情報が共有されて問題点が分かりやすいのですが、陸軍は詳細情報を公開していないので原因が聞こえてきません。
私の勝手な推測ですが、XM1152とM17/M18に相性問題があるように思えます。
一般的には、ジャムの原因はマガジン不良によるものが多いのですが、もし銃やマガジンに問題があるとすれば、同じ銃でFMJとJHPの結果にこのような差が表れるのは不自然にも思えます。
XM1152は先の尖ったFMJではなく、先端が平らなフラットノーズ弾頭のFMJのため、一般的なFMJよりもジャムのリスクが高いといえます。(フラットノーズは相対的に薬室へ装填される際に失敗してスライドとブリーチの間に挟まりやすい形状です)
記事では「発射前の弾が排出される問題」にも触れていますが、これはフラットノーズが影響している可能性も考えられます。スライドが前進する際に弾の先端がフィードランプで跳ねて、そのままストーブパイプジャムとなったり、排出されているのかもしれません。
もしXM1152が民間市場で販売されていればP320でテストできるのですが、現状では本当の原因がよく分かりません。
ポルキーマスター>一般的に長距離狙撃とは何メートル以上の狙撃を指すのでしょうか。
「何メートル以上」といった定義は無いのですが、一般的に500~600メートル以上を指すことが多いです。
一般的なアサルトライフルの有効射程距離(500~600メートル)以内は、「長距離射撃」とは言われません。
英語でロングディスタンス・シューティング(長距離射撃)と言う場合は、ピストルで100メートルの距離を射撃するのもロングディスタンスシューティングなので、日本語でいう長距離射撃のイメージとは少し違うかもしれません。
そういった意味では、有効射程距離を超える距離の射撃を長距離射撃と定義しても良いかもしれませんが、有効射程距離は銃の形状や性能によって異なるので、長距離射撃の定義としては正確ではないとも思えます。
ポルキーマスター>なぜ湿度を考慮する必要があるのでしょうか?
考慮が必要な理由は、湿度が変化すると、飛翔中の弾が空気中で受ける抵抗の大きさが変化するからです。
よく誤解されやすいのですが、湿度が高いと空気中の水分の抵抗によって着弾地点(POI)が下がると考えられがちなのですが、実際はその逆で、湿度が高いと弾道が伸びて着弾地点が上がります。(弾道がよりフラットになる)
一方、湿度が低いと弾が落下する量(ドロップ量)が大きくなり、従来より下に着弾します。
一般的に、湿度が約40%変化すると約1MOA変化すると言われており、ターゲットの距離が離れるほど湿度による命中率への影響が大きくなります。
これは水分子の質量が窒素などの分子の質量よりも小さいため、湿度が上がると空気の密度が小さくなる現象によるものです。
>雨や雪などでスコープが濡れてスコープが見えずらくなることと、射撃したあとに降っている雨や雪などで弾道がかわってしまうから
視界が悪くなるのはその通りですが、雨や雪による弾道への直接的な影響は殆どないので、考慮する必要はありません。
それよりも湿度の方が影響が大きいので、気温と湿度は長距離射撃で重要になります。気温の寒暖差で飽和水蒸気量が変わるため影響がありますし、気温が上がると腔圧が上昇し弾速が速くなり、気温が下がると弾速が低下します。
この影響は弾薬の性質によって異なるので、長距離射撃においては、使用する弾薬が気温の変化によってどれほど弾道に影響があるか知っておく必要があります。ポルキーマスター私が回答したシェアの内容は「民間市場」での状況についてで、法執行機関での状況は分かりません。
言葉足らずの回答になってしまい申し訳ありません。正確なことは分かりませんが、法執行機関に限れば.40S&Wは9mmに次いで利用されていますから、民間よりもっと高いシェアを持っていると思われます。
仰る通り、.40S&Wがメインストリームになることは無いでしょうね。
ただ私は民間市場での人気はある程度維持されると考えています。ポルキーマスター明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。.45口径信奉と呼ばれるのは、アメリカはヨーロッパなどの他国と比べて.45口径の人気が高いという理由がありますが、それでもアメリカでの.45ACPのシェアは(毎年変動しますが)概ね10%前後です。
9mmが20%前後、.40S&Wが6~7%程度なので、シェアを見れば9mmの方が人気ですし、.40S&W信奉者が際立って多いとは言えないと思います。
.40S&Wは数多くの弾薬のうち、上位10位以内に入るシェアを持つので、短期的に廃れることは無いと考えられますが、過去数十年の間に9mmの性能が向上したことによって.40S&Wの価値が薄れてきたのは事実です。
アメリカの銃器雑誌でも「.40S&Wはオワコンか?」的な記事が時々見られますが、性能やコストを考えると.40S&Wより9mmの方がお得感が強いものの、廃れないまでもそれなりのシェアを維持し続けるのではないでしょうか。
.40S&Wの弾道データは9mmよりも.45ACP寄りなので、リコイルを楽しめる弾薬だと思います。
ポルキーマスター皆様、明けましておめでとうございます。
こちらこそ旧年中はお世話になりました、今年もよろしくお願いします。 -
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