ballisticsbytheinch.comで行われた実射テストは一本の銃身を少しずつ切断しながら銃身長別の弾速を計測する方法がとられました。
しかし個々のモデルでテストすると条件が異なるため同じ結果にはならないのが通常です。
このグラフは縦軸が弾速、横軸が銃身長ですが、使用している銃がそれぞれ異なります。
同じ弾薬を異なる銃身長から発射すると、短い銃身より長い銃身の方が弾速が速くなるのが一般的です。
しかし、実際の銃で比較すると、同じ弾薬を使用しているにも関わらず、異なるモデルの間で4インチバレルより3インチバレルの方が弾速が速い場合があります。
この原因はライフリングの状態、ツイストレート、フォーシングコーンの設計、シリンダーギャップの大きさ、薬室内のサイズ差など、様々な要因によって弾速に影響しています。
例えばコルトパイソンの6インチバレルモデルを2丁用意し同じ弾薬を使用したとき、弾速差が200fps異なるということがあります。
これは同一のモデルと弾薬であっても、製造時期が異なることでライフリングの状態や細かなスペックの違いなどから弾速差が生じた結果です。
>「2インチのバレルから発射される38スペシャルは4インチのそれよりも速度が40%低くなる」
大雑把には確かに40%低くなることはありますが、常にそうとは限りません。
あくまで実際の弾速は実測するまでわかりません。