PR

ベルトリンクのマシンガンについて

HB-PLAZA 入門者にやさしい銃器の話 フォーラム 実銃掲示板(過去ログ) ベルトリンクのマシンガンについて

  • このトピックには6件の返信、2人の参加者があり、最後にとっつきにより2年、 8ヶ月前に更新されました。
7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #93389
    とっつき
    ゲスト

    下記の動画を見つけました。
    動画では、初弾をボルトが引き抜ける位置に移動させるためだけに1回チャージングハンドルを操作しています。
    動画は各部の動作を分かりやすくするためにこのような描写をしているだけで、実際にはベルトを装着する時点で最初から初弾を引き抜き出来る位置に装填することが出来るんだろうと思ったのですが、以前にブローニングM2などは初弾は必ずハンドルを2回操作する必要があるとも聞いたことがあります。
    実際には動画のようにハンドルを2回操作する必要はあるのでしょうか?

    #93393
    ポルポル
    キーマスター

    チャージングハンドルを引く回数は初弾の位置によります。

    ブローニングM2のリロード方法は以下の4つがあります。

    【方法1】(通常の方法)
    1:トップカバーを開ける
    2:ベルトリンクの初弾をパウル(弾薬固定用の爪)に引っ掛けた状態で置く
    3:トップカバーを閉める
    4:チャージングハンドルを2回引く

    【方法2】
    1:トップカバーを開ける
    2:ベルトリンクの初弾を薬室の直上に置く
    3:エキストラクターを初弾のリムに置く
    4:トップカバーを閉める
    5:チャージングハンドルを1回引く

    【方法3】
    1:トップカバーは開けず、閉めた状態を維持する
    2:ベルトリンクの初弾を横から押し込んでパウルに引っ掛ける
    3:チャージングハンドルを2回引く

    【方法4】
    1:トップカバーは開けず、閉めた状態を維持する
    2:ベルトリンクの初弾をパウルの外側に並べて左手でベルトリンクを保持する
    3:チャージングハンドルを3回引く

    車両やボートに搭載されている場合、上下に激しく揺れるためトップカバーを開けてリロードすると左手をトップカバーに挟んで負傷するケースが多々あります。
    そのため、こうした状況では上記のトップカバーを閉めた状態でリロードされる方法がとられます。

    関連記事:ブローニングM2重機関銃の構造と排莢の仕組み

    #93475
    とっつき
    ゲスト

    詳しい解説ありがとうございます。
    また、自分でも改めて調べてみたところ、このようなベルト給弾システムではどの銃でもフィードトレイはほぼ同じ構造であると目にしました。
    と言うことは、上記の1~4のリロードは基本的にどのベルトリンクマシンガンでも可能と思っていいのでしょうか?

    #93476
    ポルポル
    キーマスター

    モデルによって異なります。

    マキシム、M1919、M2などのクローズドボルトマシンガンはチャージングハンドルを2回引く必要がありますが、MG42、M60、M240、M249、PKMなどのオープンボルトマシンガンでは1回引くだけで発射準備完了となります。

    オープンボルトの場合、トリガーを引くとボルトが前進しリンクから分離した弾薬を薬室へ装填、撃発する構造です。
    (PKMはオープンボルトですがチャージングハンドルを引くとリンクから弾薬が引き抜かれた状態で保持され発射準備完了となります)

    余談ですが、M1919についてはトップカバーを閉じた状態でベルトの先端(スタータータブ)を通して装填されるのが基本で、トップカバーを開けるのはジャムクリアやメンテナンス時のみというのが当時の操作方法でした。

    関連記事:
    マシンガンの構造:ベルトリンクは内部でどうなっている?
    オープンボルトとクローズドボルトの違いとは?

    #93478
    とっつき
    ゲスト

    申し訳ありません、私の文章が変でした。読み返したら全く違う事を質問していました。
    パウルが弾を掴んで引き込む構造が同じなら、どの銃でもトップカバーを開けずにリロードが可能なのか?と質問させて頂きたかった次第です。
    これもやはり銃によって出来るものや出来ないものもあるのでしょうか?

    #93480
    ポルポル
    キーマスター

    DShKなどはトップカバーを開けなければ困難ですが、大抵のベルトフィードマシンガンはトップカバーを閉じた状態で装填可能です。

    オープンボルトではボルトが後退すると停止するためトリガーを引いてボルトを前進させる必要があります。

    また、PKMはボルトが前進しているとエキストラクターがフィードトレイの上に出るため、ボルトを後退させた状態で装填すればトップカバーを閉じた状態でも可能です。

    #93483
    とっつき
    ゲスト

    ありがとうございます!
    何度も質問してしまって申し訳ありませんでした。

7件の投稿を表示中 - 1 - 7件目 (全7件中)
  • フォーラム「実銃掲示板(過去ログ)」には新規投稿および返信を追加できません。
タイトルとURLをコピーしました