感じ方には個人差がありモデルによっても異なりますが、私の経験では明確な差を感じることが多いです。
同じ弾薬で比較したとき、銃の総重量が重いほど反動が小さくなります。
しかし、銃身軸の高さ、重心位置、スライド重量、フレーム重量、フレームデザイン、グリップ、リコイルスプリングの強さなどの条件により、実際に知覚する反動の大きさ(フェルトリコイル)には差が生じ、重量と感覚的な反動が反比例するとは限りません。
フルサイズは重量が重く、フロントサイトからリアサイトまでの距離(サイトレイディアス)が長いため、短いコンパクトやサブコンパクトのピストルより高い命中率を得られる傾向がありますが、5メートル以下といった近距離でマンターゲットに命中させることを目的とする場合はサイトを使用せずに射撃する「ポイント・シューティング」で問題なく、高い命中率を得るためにフルサイズを選択する必要はありません。
スライドが短いとスライド重量も軽くなるためフルサイズよりもキビキビとした動作になりますし、全高が低いフレームで小指が余るサイズではマズルジャンプが大きくなりやすくなります。
また、銃身長の違いによる弾速差については、貫通力や命中率に対する実用上の影響は誤差の範囲です。
その他、銃身長が短いほど銃声が大きくなるという違いもあります。