ハンドガンの分類について質問です。
ハンドガンにストックがつくとハンドガンの分類でなくなりますが、どの分類になるんですか?
また、突撃銃などの長物はストックがなくなったら、ハンドガンになるんですか?
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概念として判断するのか、または法的に判断するのか、視点によって異なると思います。
一般的にはピストルにストックが装着されても、原型がピストルなら分類もピストルのままです。
ブローニングHP、HK VP70、マウザーC96、ルガーP08・・・等々、ストックが装着できるピストルは様々ですが、これらはピストルに分類されます。
ライフルも同じく、ストックを排除しても「ピストル化されたライフル」になるだけで分類上はライフルです。
しかしアメリカの法律では少し複雑で、条件によって分類が異なります。
基本的に法律上はストックが存在しなければライフルやショットガンではありません。
ストックが排除されたライフルはピストルまたはAOW(その他の銃)に分類されますが、もしこれらの法的な条件に適合しなければ、どのカテゴリーにも分類されないことがあり得ますし、各州の法律によってもそれぞれ分類先が異なります。
つまり、連邦法上は「該当カテゴリー無し」でも、州が定める条件次第でいずれかに分類されることがあります。
(マウザーC96など製造から50年以上が経過し、「C&R」というカテゴリーで政府が指定する一部銃器は例外とされています)
またフルオートで発射可能な場合は、ストックの有無に関係なく自動的にマシンガンのカテゴリーに分類されます。
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