コンペイセイターが備えられた銃は、燃焼ガスを上から逃がす機構上、僅かに威力は、落ちるのでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
コンペンセイターやマズルブレーキの形状にもよるため一概に言えませんが、弾薬や銃身長などの条件が同一の場合、一般的には弾速が僅かに向上する傾向があります。
銃口から弾が出た後も、短い距離ですが空中の弾はガスに押されて加速し、その際同時に周囲360度に向かって放射状にガスが拡散されます。
しかし、コンペンセイター等を装着すると、ガスの拡散が抑えられ、ガスの噴射方向が絞られることで僅かにガス圧が維持され、弾速が向上します。
ただ、銃身をカットしてカットした部分にコンペンセイターを追加したり、銃身に直接穴を開けるポーテッドバレルなどでは、ガスが途中で逃げるため弾速が僅かに低下します。(弾速が殆ど変化しない場合もあります)