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アメリカの法律で可能な改造とは?

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  • #60109
    ポルポル
    キーマスター

    いつも質問に答えていただきありがとうございます。今回は法律について質問させていただけないでしょうか?

    実は先日、母から突然なぜラスベガスやテキサスの事件であれほどの銃の連射が出来るのか質問されました。その際、サードパーティ製のパーツを使用した改造について説明できたのですが、そうした民間使用のスポーツモデルや旧式化して放出された軍用銃を近代化するのはどのくらいまでなら大丈夫なのか上手く説明できませんでした。

    私が知っているのはAR-15、SKSやAKシリーズ、マカロフの改造などの特別な登録と高額な税金が必要なことぐらいなのですが何か上手い例はありませでしょうか?

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    アメリカの銃規制は連邦法と州法によって規制されています。
    連邦法で規制されていなくても、州法で規制されている場合は州法が優先されます。
    州によって規制内容が異なりますが、計画的犯行を実行する悪人は法律を気にしませんから、違法であっても州境を超えて規制品を入手することは物理的に可能です。

    法律上、トリガーを一回引いて弾が連続して複数発発射できる銃は「マシンガン」のカテゴリーに分類され、合法的に入手するには200ドルの税金の支払いと登録が必要になります。(法律上、フルオートのピストルもマシンガンです)
    ですが、これも民間用のセミオートモデルを改造すればフルオート化できるため、犯罪者はわざわざハードルの高いマシンガンを合法的に入手しようとは考えません。
    過去には合法的に登録されたマシンガン(NFAウェポン)が犯罪に使用された例が二件ありますが、非常にレアケースです。

    アメリカのガンショーではマシンガンの製造方法を記した書籍や同人誌が販売されており、実行すれば違法な内容でも情報は入手可能です。ネットでもそういった情報は溢れているため、モデルによってはフルオート化が可能といえます。

    ご質問の軍用銃を近代化する点については、これも州によって異なります。
    ただ州法に限らず共通して言えるのは、セミオートの銃をフルオート化するのはどの州でも違法です。
    ライセンスがあれば合法的に可能ですが、このライセンスは軍や警察向けに銃器を製造するメーカーでなければ実質取得できません。
    ラスベガスの事件で使用されたバンプストックは、セミオートを早く連射するためのパーツ(トリガーメカはセミオートのまま)だったため、法律上のフルオートではなく合法でした。

    また長さ規制があり、全長26インチ未満、銃身長16インチ未満のライフル(ショットガンは銃身長18インチ未満)、またはストック付ピストルはSBR(ショートバレルライフル)として登録が必要です。(製造から50年が経過しATFのリストに掲載されているモデルはC&Rとして除外される例外もあります)

    合法的にどこまで改造できるかは州によって異なるため一概に言えませんが、基本的には上記の範囲内で改造が可能であることが多いと言えます。

    銃規制は細かいルールと例外が多いため、正確に把握するには州ごとに法律を調べる必要があります。
    細かい点については、以下のリンクも参考までにご覧ください。

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