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ポル
キーマスターショルダーの角度が何度であれば良いといったシンプルな答えはありません。
適正な角度は、ネックの長さ、ケースの長さ、使用するアクションの長さ、銃身長、燃焼速度、プライマーの種類・・・等々によって異なりますし、目的は弾速の加速なのか減速なのか、アキュラシー向上なのか、使用する銃のスペックに合わせて何を目指すかによっても異なります。
角度が一度違うだけで特定の角度が優れていると証明した人はいないはずですし、恐らくご指摘の筆者は一定の条件下で40度が良い結果だと述べているのだと想像します。同一条件下でショルダー角だけが異なりパウダー量が同じ場合、弾速は殆ど変化しません。
ショルダー角を強めて容量を確保し、パウダー量が増加すれば弾速とエナジーが増加します。燃焼効率を向上したい場合はケースの長さが短い方がプライマーのガスが届きやすいといえ、反対に長いケースではショルダー角を強めると燃焼効率が良くなる傾向があります。
しかしケースを短くすると容量が減少するため、容量確保のためにショルダー角を強めてテーパーの少ないケースを使用したり(例:アクリーインプルーブド)、使用するパウダーの燃焼速度も変える必要が出てきます。
また長いケースをカットしてケースを短縮するとケースウォールが厚くなり、安全性や精度にも影響しやすくなることがあります。ショルダー角を強めた場合、燃焼効率向上、不発率低下、適性なヘッドスペースを取りやすいといった利点がある反面、ガスの乱気流(タービュランス)によって精度に悪影響があり、ネックに向かって流れるガスが弾を押し出す際、圧力の偏りが出やすくなることがあります。
この偏りが大きいと命中精度に影響するため、ガス圧が安定的にネックの中心に向かうように適正な角度を設定する必要があります。どの角度が良いかは条件次第ですが、概ね30~40度の角度で効率が良いと言われています。
この範囲であれば薬室への装填もスムーズですし、ヘッドスペースの精度が取りやすく、ケースの負担が減りケース寿命も長くなることが知られています。ポル
キーマスターG36の民間バージョンはヨーロッパではHK243のモデル名で販売されています。
セミオートのみで使用弾薬は.223レミントンです。アメリカでの販売は輸入規制のため未定ですが、HKはジョージア州に新工場を建設しており、数年以内に販売されるのではないかと噂されています。
また類似のライフルではH&K SL8(10連シングルカラムマガジン仕様)がありますが、現在はアメリカ国内へ輸入されておらず、国内市場流通分のみとなっています。
ポル
キーマスター>M4って戦場では評価がまちまちなのでしょうか?
評価された時期にもよると思います。
初期のM4では問題が多く報告されていましたが、改良を重ねるうちに信頼性が高まっているのは事実です。
現在では深刻な問題は残されていないので、高く評価されていると言っても良いのではないでしょうか。2006年の調査では、現場の兵士の89%が信頼性が高いと評価し、19%が交戦中のジャムを経験しています。
これは悪い数字ではないと思います。Soldier Perspectives on SmallArms in Combat
http://images.military.com/pix/defensetech/cna_m4_study_d0015259_a2.pdfもし悪い評価があるとしても、やはり評価の内容を見るべきでしょう。
アフガニスタンで射程距離が足りないという評価がありますが、それは銃の問題と言うよりも銃や弾薬の選択の問題ですし、ジャムが多いと評価された場合でも、原因がメンテナンス不足なのか弾薬の不良なのかを見なければ正確な評価は下せないはずです。M4ライフルは複数の企業によって製造されているためロットの違いで問題が出る可能性もありますし、弾薬やマガジンの不具合で原因で動作しないこともあります。
ただそういった事例は全体から見れば少なく、概ね良好といった印象です。ポル
キーマスター>「原因は銃身の過熱の他に樹脂製部品の経年劣化が疑われる」旨の記述がありました。
経年劣化は関係ないと思います。
元々使用されている素材の耐熱温度が低いので、劣化しなくても300~400度まで上昇する銃身周りの素材としては弱いと言えます。>新品の冷たいうちなら精度は最高レベルなのでしょうか?
冷たい状態では他の一般的なM4などと同レベルと言われています。
>こちらの記事が掲載されたのは2015年12月3日ですが、2016年のHKの勝訴についてはどのように評価されるでしょうか。
この裁判では欠陥の有無ではなく、賠償責任の所在が争われました。
欠陥があるのは事実として、軍はH&K社に賠償を求めましたが、裁判所は「軍が仕様の詳細をH&K社に伝えていなかった」とし、H&K社に賠償責任は無いと判決を出しました。
これを受けて軍は控訴しています。G36が採用されて20年間気が付かなかったと報道されていますが、気が付いても黙っていたのか、それとも気が付いても確認しなかったのか、そうでなければまともなテストをしていなかったとも言え、かなりグダグダな展開になり呆れました。
>法執行部門で使う分には軍隊ほど熱くならなさそうな感じに憶測しているのですが、その辺はどうでしょうか。
法執行機関でマガジン1本分をフルオートで撃つだけなら耐熱温度以下で問題ないと思いますが、マガジン2~3本を超えると次第に精度が落ちるかもしれません。
ただ法執行機関ではセミオートで100m以内の使用が殆どなので、実用面で問題は無いと考えられます。G36は炭素繊維ポリアミド(CFRP)の銃身基部に銃身を挿し込んでバレルナットで固定しており、基部が過熱すると発射時の「しなり」が大きくなり命中精度に影響が出ます。
改修すべきだと思いますが、H&K社の立場では他の同様の構造を持つラインナップにも影響しかねないので、欠陥を認めたくないのではないでしょうか。ポル
キーマスター7.62x39mmはアメリカ国内でも製造されています。
ただ輸入量も多いので需要と供給のバランスから価格が変動することがあるということです。ポル
キーマスター>100mを狙えるようなスコープを銃身に平行に付けた銃だと、最大どれくらい遠くまで狙えるのでしょうか?
スコープの性能(最大MOA値)と弾道曲線によって異なります。
MOAの最大値が低くても弾道がフラットなら狙えますし、ドロップが大きくてもそれを補えるスコープであれば狙えます。
ですが実際にはマウント側で調整するのでスコープの限界に近いセッティングはされないのが一般的です。>68MOA(片側34MOA)調整できるスコープだと1000まで狙える と考えていいのでしょうか?
概ね最大62MOAが必要なのでギリギリOKですが、端の方では調整しようにも物理的に制限されるため避けた方が無難です。
バリスティックデータはあくまで目安なので、実際には気温、湿度、標高に応じてクリックを調整できる一定の余裕が必要です。>500ydゼロにした設定で100mを狙う場合は、10MOAくらい下を狙えばいいのでしょうか。
500ヤードゼロで100ヤードを狙う場合は-9.7MOAなので大体それぐらいです。
>1500ydでゼロにしたい場合は、スコープを67MOA(約1.3゚)下に傾けて据えればいいのでしょうか。
このデータは100ヤードゼロなので正確な角度は分かりませんが、仮に同じ弾薬の条件でゼロインやスコープの高さを無視して距離1500ヤードのときドロップが-1007.4インチと仮定すると、角度は-1.06876度になると思います。
そのうえでシムの厚みで調整する場合は、マウントの前後の距離が100mmと仮定すると約1.9mm厚のシムが必要という計算になります。>この値はやはり「これだけのMOA上げて照準しなさい」という数値なのでしょうか?
「COME UP」は「Clicks UP」とも呼ばれますが、ある距離でゼロインされた状態から距離ごとの視線(ラインオブサイト)と弾道曲線までの差を表しています。
上記のバリスティックデータを元に見た場合、1500ヤードにゼロインすると100ヤードでは-64.2MOAになります。
この場合、ゼロインを変更せずに100ヤードを狙うには-64.2MOA下へを狙うことになり、レティクルを動かす場合は1/4クリックスコープでは約250クリックで調整できます。実際には上の条件ではスコープの限界を超えるので1500ヤードゼロの状態で100ヤードを狙うのは不可能に近いですが、上記のデータの条件を維持したまま弾速だけ4000fpsだと仮定すれば-27.6MOAとなり理論的には可能になります。
ポル
キーマスタースコープのサイズに関係なくスコープのスペックによって異なるので目安はありませんし、目安を知っても意味が無いと思います。
調整幅がどれだけあるかはスコープメーカーのウェブサイトでも公開されているので、カタログスペックを見るとすぐに確認できます。スペックには「マックス・エレベーション・アジャストメント(Max Elevation Adjustment)」や「マックス・ウィンデージ・アジャストメント(Max Windage Adjustment)」、または「エレベーション・アジャストメント・レンジ(Elevation Adjustment Range)」や「ウィンデージ・アジャストメント・レンジ(Windage Adjustment Range)」と書かれており、これを見れば最大のMOAが確認できます。
検索する場合はこれらを検索してみてください。例えば、リューポルド製「VX-6HD 4-24x52mm」では、エレベーションとウィンデージ共に最大68MOAとなっています。
これは中央から上へ34MOA、下へ34MOA調整可能となり、中央から右へ34MOA、左へ34MOA調整可能という意味です。クリック数は「1/4クリック」のスコープの場合、68MOAのクリックは最大で272クリックとなります。
>マックスの何%まで といった目安はあるでしょうか?
スコープの性能によるので何とも言えませんが、出来るだけ中央に近い範囲の方が確実です。
端の方まで回す必要がある場合はかなり長距離を狙う場合か、またはスコープが正しく搭載されていない可能性があるので、スコープを調整する前にマウントを調整した方が良いです。>径は1.2倍になっただけなのに調整幅は1.7倍になっているのですが、そういうものなのでしょうか。
チューブ径を元に計算することはできませんので、径1.2倍で調整幅1.7倍になったのは偶然そのスコープでそういった計算になっただけで、他のスコープにも当てはまるとは言えません。
ポル
キーマスター>逆に、「一発で即死に近い殺し方で仕留めた」ことを指す語はあるでしょうか?
近い用語では、「インスタキル(Instakill)」でしょうか。
ネットスラングに近いですが、ヘッドショットなどで一発で殺すことをこう呼びます。また警察/救急用語で「DRT」と言う用語があります。
「Dead Right There」の略で、現場で死亡が確認できる場合や、死体のある場所を指してDRTと言います。ハンティング用語では、鹿(草食動物)の腹部を「グラスバッグ(草の袋)」と呼んだり、胸部(心臓)を「ボイラールーム(ポンプが動いている部屋の意)」と呼ぶことがあります。
「グラスバッグに命中した」「ボイラールームを狙う」等といった使い方です。ポル
キーマスター>パトロールライフルとしてM16系かミニ14のどちらが全体的に見て適している(優れている)と思いますか?
コストを無視できるならM16系の方が適していると思います。
車載に適したショートバレルライフル、高い操作性、アクセサリー類を搭載可能な汎用性、これらを考慮するとM4/M16系はミニ14に勝っていると思います。
ミニ14がM16系より優れている点はパトロールライフルとして必須条件とは言えないでしょう。>アメリカの警察機関でパトロールライフルにAKを使用
アラスカの警察で7.62x39mmが使用されていますが、これは野生動物を相手にする場合もあるので理解できます。
しかしその他の州で7.62x39mmを採用するのは個人的には賢い選択ではないと思います。5.56x45mmはアメリカで広く流通しており入手が容易ですが、7.62x39mmは輸入状況などによって市場価格の変動が激しい場合があります。
警察は予算が決められているため、突発的に弾薬の価格が上昇すると必要な量を確保し辛くなることがあり、以前にも9mmルガーの価格上昇で予算の少ない警察の一部で危機的な状況になったケースがあります。それでもリスクを負ってまで7.62x39mmにしなくてはならない理由は無いと思いますが、予算に余裕があるのか、Akに思い入れがあるのか、7.62x39mmのストッピングパワー信奉なのか、他に何か利権が絡んでいるのではないか・・・等と邪推してしまいます。
ポル
キーマスター>M16やM4などと比べてミニ14には何が利点等があるのでしょうか?
M4と比較して以下のような利点があります。
【コストが安い】
銃本体の価格が安いうえに、メンテナンスに掛かる費用も安いため維持費の節約になります。【トリガープルが軽い】
ミニ14はスタンダードなM4より平均的に1ポンドほど軽いトリガープルを持ちます。【威圧感が少ない】
以前に記事「フランス人質事件で確認された銃」でも触れましたが、状況によって固定ストックを使用しスポーツライフル的な外観を持つことにより、M4と同等の能力を持ちながら軍用ライフルよりも市民に対する威圧感が少ない利点があります。
(民間でカリフォルニアやニューヨークではM4に規制がありますが、ミニ14は規制がありません。M4は軍用のイメージが強いといえます)【全長が短い】
ミニ14はサイドフォールディングストックが使用でき、車載時でもM4よりコンパクトに装備可能です。【メンテナンスが容易】
ステンレスモデルはメンテナンスが容易ですし、ガスピストン方式なのでDI方式のM4より汚れにくいといえます。【命中率が高い】
M4と殆ど変わらず約2MOAの精度を持ちますが、アイアンサイトのサイトレディアスはミニ14の方が長く勝っています。一方でM4に劣る点はやはり操作性にあるでしょう。
ミニ14はAKのようにマガジンを引っ掛けて固定しているためリロードが遅くなりますし、チャージングハンドルがアンビではないのでM4より扱い難いといえます。
またボルトリリースも装備していませんし、光学サイトやウェポンライトを搭載し難いのも問題です。ですがそれでもミニ14は法執行機関でも使い勝手の良い優秀なライフルと言えると思います。
有名な「マイアミ銃撃事件」でもミニ14が使用されていますが、パトロールライフルとしても必要十分ではないでしょうか。ポル
キーマスター>双方向ではない、片方向の互換性を指す用語というのはあるでしょうか。
「compatible with~」
「hold~」
「Handle~」
「in~」
「fit in~」
・・・等々と表現方法は色々ですが、上位互換、下位互換という意味なら「backward compatibility / upward compatibility」 ですね。>利手と利目が逆という人を指す語はあるでしょうか?
射撃では「Cross-dominance eye shooters」と言ったりします。
>半矢(狩猟)のことを英語で何と言いますか?
怪我をした獲物という意味で「Wounded game」と言いますが、日本語の意味がそのまま当てはまる用語は無い気がします。
(単に私が忘れているだけかもしれませんが)ポル
キーマスター>弾丸加速用の燃焼ガスがグルーブから抜ける訳ではない。
弾丸の種類に関わらず一定量のガスがグルーブから抜けますが、メタルジャケットとポリマーコーティングでは無視できる差と考えて良いと思います。
>ガスの圧力はメタルジャケット弾丸と同様に働く。
燃焼によって圧力が上昇するなかで、抵抗が軽い弾の方が圧力が低い段階で早く動き始めるということです。
同じ量の火薬を紙で包んだ場合と金属の容器に入れた場合では爆発した際に金属の容器の方が爆発力が強くなりますが、抵抗によって圧力が変わる点で同じ理屈です。>メタルジャケットなどの弾丸と比べると比較的短時間で加速が完了する
仰る通りです。
>つまり火薬は若干の燃え残し?を残して弾丸は銃口から射出される
燃え残しがあるかは銃身長や火薬の種類と燃焼速度によるため条件次第と言えますが、大抵は弾が1~5cm進んだところで燃焼が終わっています。
抵抗の差によって時間当たりの弾の進む距離が異なるので、抵抗が少なければ圧力が低いまま進みます。
つまり、抵抗が少なければ軽い圧力で弾を押し出せますが、抵抗が大きければより強い圧力で押し出すことになります。
弾が銃口から出た瞬間から急激な圧力低下が起こり、この段階で圧力が強い方が前方に抜けるガスに勢いがあるため反作用でリコイルが強くなります。ポル
キーマスター>このリコイル軽減というのは同一の銃、同一のMEでもリコイルが減ると言うことでしょうか?
銃やパウダーなどが同一条件で弾頭がポリマーコーティングの場合にリコイルが減るということです。
コーティングによって銃身通過時の摩擦抵抗が減少することで腔圧が下がり(本来の腔圧まで上昇しないため)、リコイル軽減、弾速向上、銃身の加熱防止、銃身への付着物低減といった効果があります。
腔圧が下がるとリコイルの原因となるマズルブラストの圧力も低下します。
(銃身加熱に関してはフェデラル社のポリマーコーティング弾薬シンテックでは12%減とされています)また同一のキャストブレット(鉛コア)でメタルジャケットとポリマーコーティングを比較した場合では、ポリマーコーティングの方が弾頭重量が軽くなるため、上記の効果があります。
(弾頭重量が異なるのでMEも異なります)ポル
キーマスター>モリブデンvsタングステンvsボロンを比較すると、ヘクサ窒化ボロンが潤滑性と耐熱性の両方で最も優れている。
この三つを比較するとHBNが最も新しく高性能で安全と言って良いと思います。
モリブデンとタングステンは水分との相性が悪いですし、ご指摘の通り摩擦係数や耐熱性もHBNに劣ります。>粉まぶしただけで発射の加速と熱に堪えるコーティングになっているのか?
コーティングには液体のリキッドコーティングと粉末のパウダーコーティングがあり、パウダーコーティングでも種類によってタンブラーで付着させるだけのものと、付着後にオーブンで焼き付ける方法があります。
モリブデンコーティングの場合は付着させるだけでOKですが、これはいわば鉛玉にワックスを塗って撃つのと似ています。
銃身と弾の間でモリブデンの粉が滑るため効果が得られます。
元々耐熱性の高い物質を使用しているので熱も問題ありません。
ただし、コーティング前に弾を洗浄しないと密着が悪くなるため、作業前にしっかり汚れや油分を落とす必要があります。コーティングは付着しているだけなので射撃後にモリブデンの粉が銃身内に残りますが、その代わりジャケットの銅合金が銃身内に残り難くなります。
人によってはモリブデンコーティング後に表面にワックスを塗りますが、これは銃身のエロージョンを防ぐのに効果があるため推奨されます。元々、ライフル弾の中でも弾速が2,500fpsを超えるような高速になると摩擦によって銅合金が残りやすくなることから行われるようになったコーティングなので、高速弾を多く消費しないのであれば手間を掛けてコーティングするメリットは少ないといえます。
>家内制なDIVではなく大きな事業所での施工では、もっと他の上等っぽい方法などあるのでしょうか?( メッキとか蒸着とか )
メッキはコーティングというよりもジャケットとして施されていますが、メーカーによるコーティングも基本的には個人のコーティングと同じ方法で行われます。
ただメーカーでは工程数を増やして均等に密着を強くさせたり、ポリマーコーティング(Hi-TEK)の場合は厚塗りのリキッドコーティングを施した後で表面を研磨して成形するといった作業も行われています。
これは個人レベルでは大変な作業なので、企業秘密を含む方法でクオリティの高さを売りにしているところが多いようです。>銃身内腔に施す潤滑剤で良いものはあるでしょうか?
有名どころでは「Hoppe’s No. 9」は人気がありますし評判も高いです。
私も色々お世話になりました。
その他、「Break-Free CLP-4」や「M-Pro7」も良いと思います。ポル
キーマスター軍に於いてのライフルは、直ぐに補給を得られない過酷な環境で確実に作動し、それを長期に渡って繰り返すことができる性能が求められています。
約200発程度の弾薬を装備し、それを全弾消費したとしても、たった200発程度で射撃に支障が出ることはまずありません。
しかし、長期的に使用したときに銃の性能の違いが現れます。それでは警察での運用はどうかと言えば、補給は受けやすい環境にあり、消費弾薬は圧倒的に少ないため高性能なライフルは本来必要としませんし、そこそこの性能のライフルでも長期に渡って運用可能です。
実際、アメリカの警察ではM16A1が現役の警察署も多いと言われていますが、パトロールライフルならM16A1でも必要十分といえます。車載には全長が短いM4の方が使い勝手が良いですが、運用内容を見ると殆どの場合HK416である必要性はありません。また軍とは異なり必ずしもターゲットを殺傷する必要はなく、仲間やSWATが現場に集結するまでの間、ターゲットがその場から移動しないよう留めておく制圧射撃が出来ればよいという運用思想もあります。
ただ一方でLAPD SWATは2010年からHK416を採用しているように、弾薬消費量が多く過酷な環境に晒されやすいSWATでは高性能なライフルが必要といえますし、コスト面で総合的に計算した際に古いライフルを直しながら運用するよりも、新しいライフルを購入して長期使用する方がメンテナンスに掛かるコストが安いと判断できることもあり、性能の良し悪し以外の要因も考慮されることがあります。
また警察も軍と同様に、同じ内容のライフルを装備した方が良いとも言われます。
これは警官個人が自腹で購入する際に制限を掛けている理由の一つですが、ライフルは個人の専用装備である以上に他の警官とも交換したり共有して使用することがあるため、搭載するオプションの内容や操作方法が同じものを揃えておくことで無用な混乱を防ぐ目的がありあります。
HK416とM4は操作方法が同じなので問題とはなりませんが、もし他の高性能なライフルが新規に混ざった場合に問題となるかもしれません。 -
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