1911はエジェクションポートの前にスライドを閉鎖するためのロッキングラグが備わっているため、構造上ベレッタの様なオープントップのスライドを使用できません。
ローテイティングバレルロッキングやガスディレードブローバックを採用する1911ピストルはスライドトップをカットすることが可能ですが、1911はスライドと銃身の間に隙間があり、単純にカットしただけでは砂などの異物が侵入しジャムの原因になりやすくなります。
ロックアイランドアーモリーXT22はオープントップのスライドが備わっていますが、一般的な1911とは異なる構造のディレードブローバックを採用しています。
銃身に見える部分はバレルシュラウドで、エアガンに例えると固定されたアウターバレルの中でインナーバレルが後退する構造のため、オープントップスライドを使用できます。
>又、ああいったデザインのスライドの強みについてもお教えください。
「排莢時にスライドに邪魔されることなく薬莢を排出しやすい」、「スライド閉鎖時に起こるストーブパイプジャムを処理しやすい」、「薬室内を目視確認しやすい」、「銃が軽量になる」、「スライドが軽量なためパワーの弱い弾薬を使用した場合や銃が装薬のカーボンで汚れた場合でも作動しやすく、速射性も向上する」といった利点があります。