仕様の違いではなく、銃やクリップの個体差によって異なります。
M1ガーランドは薬室の下方に配置されたオペレーティングロッドキャッチによってオペレーティングロッドとボルトが後退した状態を保持しています。
弾薬を保持したクリップを下方へ押し込むとフォロワーが下がり、それによってオペレーティングロッドキャッチがオペレーティングロッドを解放し、ボルトがクリップ内の初弾を薬室内に送り込む構造です。
ところが、オペレーティングロッドスプリングが弱っていたり、クリップが弾薬を保持する抵抗が強いなどの原因により、ボルトが前進する力が不足し、クリップを下まで押し込んでもボルトが後退したままになることがあります。
設計上はクリップ装填直後にボルトが前進する構造ですが、実際にはどちらのケースもあり得るという仕様です。