何を基準に「成功」と呼べるのかは相対的な問題かもしれませんが、10mmオートは高圧な弾薬なため、弾薬を大量消費すると9mm~.45ACPと比較してパーツの消耗が激しいといえます。
具体的には、.45ACPが発生させる圧力は高くても23,000 PSI(SAAMI)ですが、10mmオートは37,500 PSI(SAAMI)以下です。
高圧になればパーツへの負荷も大きくなりがちです。
あくまで「相対的に高圧で消耗が激しい」という傾向があり、「10mmオート=不具合が起こる」というものではありません。
現在でも10mmオートのピストルは製造されており、キンバー、グロック、パラUSA、STI、S&W、SIG、RIA、ナイトホーク、ダンウェッソン、タンフォグリオ、ウィルソンコンバット、EAA・・・等々、優秀な10mmオートピストルは多数存在します。
代表的なモデルでは、キンバーカスタムTLEII、グロック20/29/40、パラUSA1911、SIG P220、ナイトホークカスタム1911などはメジャーではないでしょうか。