複数のターゲットに一発ずつ射撃すると良いのはサブマシンガンやライフルの射撃法です。
ライフルをフルオートで射撃すると命中困難なうえ、2~3秒で弾薬を消費しマガジン交換の時間が無防備になるため危険な状況に陥りやすくなります。
ライフルでフルオートが利用されるのは、敵の攻撃を火力で圧倒し停止させるための制圧射撃、至近距離での射撃、移動目標に対する射撃などの場合です。
サブマシンガンは状況によってセミオート、バースト、フルオートが使い分けられます。
ストックと拳銃弾を使用するサブマシンガンは反動が小さくコントロールしやすいため、近距離においてフルオートでも必要な集弾率を得ることが可能ですが、精密射撃が必要な場合はセミオートで射撃されます。
ライトマシンガン、汎用機関銃、重機関銃といったベルト給弾のマシンガンは指切りによるバースト射撃やフルオート射撃が行われます。
マシンガンはライフルとは役割が異なり、断続的に発射し続けることが可能なため、シャワーを浴びせるように敵のエリアに向かって制圧射撃が行われます。
イラク戦争では屋内戦闘において複数の敵に対してM249が使用された例がありますが、狭い屋内における近距離での戦闘ではフルオートのみでも命中させやすく有効です。
視界の良い場所でなおかつ近距離の状況では、二脚のライトマシンガンで複数のターゲットを狙うのは取り回しの良いライフルと比較すると不利ですが、車両などでマウントに搭載されている場合は射撃が安定するため複数のターゲットに対してもフルオートで命中させやすくなります。
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