S&WがグリップアダプターをNフレームに登場させたのが1932年、Kフレームで1935年でしたが、当時は現在多く見られるグリップアダプターとは形状が異なり、グリップの厚みを増してトリガーガードの後ろにラバーを配置するデザインでした。
その後、サードパーティー製のグリップアダプターが登場するようになり、1950~1970年代頃に流行しています。
有名なものではマーション社のシュアグリップ、パックマイヤー社のインプルーブドグリップアダプター、タイラー社のTグリップなどがあります。
しかし1950年代にS&Wやコルトでターゲットグリップが登場するとグリップアダプターが不要となり、1960~1970年代に徐々に廃れるようになりました。
フィンガーチャンネルの有無は、どちらも同時期に存在しています。
主にフィンガーチャンネルの無いモデルは、マーション社やパックマイヤー社のポリマー製グリップアダプターが多いといえます。