- このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後ににより4年、 9ヶ月前に更新されました。
4件の投稿を表示中 - 1 - 4件目 (全4件中)
4件の投稿を表示中 - 1 - 4件目 (全4件中)
- フォーラム「実銃フォーラム(休止中)」には新規投稿および返信を追加できません。
トップページ › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › OSV96の作動方式
ロシアの対物ライフルOSV96は
ロングストロークピストン、リュングマン(DI)どちらでしょうか?
英Wikipediaを見る限りDIのようですが、ピストンとボルトキャリアが同じ距離移動するのでロングストロークピストンにも思えます。
横から失礼しますがDI方式もピストン方式も似たようなものです。
AR-15を例に上げると発射ガスがガスチューブを介してピストンの役割を果たすボルトキャリア内部に吹き付けられているだけです。
件のOSV-96ですが、発射ガスのエネルギーがピストンを介して機関部に伝わっているわけではなく、
AR-15と同等にガスチューブを通るガスによって直接伝わり機関部に取り付けてあるガス受け(ガスピストン)に吹き付けられ機関部を後退させる仕組みになっています。
そのためOSV-96はDI方式かピストン方式かで区別するのであればDI方式であると言えます。
AKシリーズがわかりやすいですが、ガスチューブに穴が空いています。
ピストン方式では発射ガスのエネルギーがピストンに十分に伝わってしまえば発射ガスは用済みなのでガスチューブに穴が空いていても(=発射ガスが逃げても)問題ありません。
これは他のガスピストン方式を採用する小銃でも見られる傾向です。
AR-15をみるとガスチューブの穴に相当するものはボルトキャリアの排莢口側にある穴になります。
AR-15は発射するとボルトキャリアにガスが吹き付けられ、ボルトキャリアが後退してからその穴からガスが逃げる構造になっています。
OSV-96も3Dモデル等を見る限りガスチューブからガスピストンまでの間に穴は見られず、
機関部が後退してからガスが逃げるような構造になっている点からもピストン方式というよりDI方式という方が近いでしょう。
また、仮にOSV-96をガスピストン方式としてしまうとDI方式として知られるAG42(リュングマン)も同様にガスピストン方式となってしまいます。
何故ならAG42もガスチューブを通った発射ガスをガスピストンで受けボルトキャリアを後退させるからです。
以上の複数の要素からOSV-96はDI方式であると私は考えています。
ロングストロークピストンはガスピストンがAK等のように凸構造であり
M16やリュングマンなどは凹構造に吹き込むので、その点に差異があり
OSV-96の場合は凸構造なのでロングストロークピストンなのではないでしょうか
ポルOSV-96はDIに分類されています。
ロングストロークピストンの特徴の一つである質量の大きなピストンが見られず、長いガスチューブの先に小さなピストンがボルトキャリアに接続されている構造で、内容はリュングマンAG-42のDIに近いものです。
しかしピストンの移動量だけに注目すればロングストロークピストンと言えなくもありません。
厳密には一般的なロングストロークピストンともDIとも異なる特徴があります。
DI構造と言われているAR15もボルトキャリア内にピストンを内蔵しており、これはスウェーデンのAG-42やフランスのMAS-49のDIとは異なります。
このことは開発したストーナー自身も「従来のDIとは異なる」と述べていますが、一般的にはDIに分類されています。
同じDIに分類されていても構造はそれぞれ異なることがあるため要注意です。