NGSWプログラムに参加しているメーカーの全てが戦車砲並みの高圧な弾薬を使用するわけではなく、SIGが開発した6.8x51mm(.277 FURY)の腔圧が戦車砲並みの80,000psiという高圧になっています。
これはSAAMIが認証する民間の弾薬には存在しない最も高圧な弾薬となります。
13~16インチバレルで600メートル離れたNIJレベル4のボディーアーマーを貫通することを目標としているため高圧になりやすく、3000発で銃身交換が必要と言われています。
ですがTV社の6.8mmTVCMはM134やM240などでも利用することを考えているようなので、SIGほどの高圧にはならない可能性があります。
6.5mmクリードモア(6.5x48mm)は120grで3,000fps(57,000~62,000psi)ですが、6.8x51mmは135grで3,000fpsになるため、より大きな反動になります。
ただし反動の大きさは銃の総重量や作動方式によっても異なり、GD(ベレッタ)ではショートリコイルを利用することで反動を軽減しています。