9x19mmNATO(STANAG 4090)の規格では、最大プレッシャーはCIP 36,550 psiとされています。9mmルガー/パラベラムはCIP 34,080 psi(SAAMI 35,000 psi)なので、9x19mmNATOは通常より1,000~2,000 psiほど高圧力を想定しています。
このことからNATO弾を使用する際は注意が必要となりますが、SAAMI規格の「+P」は38,500 psiを限界としているので、NATO弾は「+P」よりは限界値が低圧力です。
いずれも規格上の限界値ですので、これらの弾薬が常にこの値をキープしているということではありません。あくまでこの値まで高圧になることがあるということです。
NATO規格上ではSMG用とピストル用に分別されていません。ただ、NATO諸国はそれぞれ弾薬を製造していますので、上記の規格の範囲内で圧力差には誤差があります。