>(シリンダー長や腔圧的な問題などで)
ご指摘の通り、これが問題で撃てません。
発生する腔圧は.38スペシャルが17,000psi以下に対し、.357マグナムは35,000psi以下なので、.357マグナムのプレッシャーを想定していない.38スペシャルのリボルバーは、シリンダーやフレームの強度が足りません。
また、シリンダー長も問題ですが、それ以前にケース長に問題があります。
これはSAAMIのスペックを見るとわかりやすいと思います。
.357マグナム
ttp://www.saami.org/pubresources/cc_drawings/Pistol/357%20Magnum.pdf
.38スペシャル
ttp://www.saami.org/pubresources/cc_drawings/Pistol/38%20Special_38%20Special%20+P.pdf
.357マグナムのケース長を見ると、32.77mmとなっています。
一方、.38スペシャルのチャンバー内は、ブリーチフェイスからシリンダー内のスロートまでの距離が29.54mmとなっています。
シリンダーの弾の出口はケースの直径より小さくなっているため、.38スペシャルのシリンダーに.357マグナム弾を挿入すると、約3mm残して途中でつっかえてしまうことになります。3mmも残ってしまうと、シリンダーを閉じることができません。
古いリボルバーではシリンダーの入り口から出口まで同一内径である場合もあるので、そういったリボルバーでは装填可能ですが、現代のリボルバーの殆どは装填自体が不可能であることがあります。