数十年に渡って調達され続けるのは世界的に見ても一般的に行われていることです。
89式小銃も30年前の調達分は耐用年数を過ぎて現在では破棄されるため、新たに調達され続けています。
米軍におけるM4ライフルも1994年以来調達され続け、昨年や今年も新たにコルトやFNアメリカが5年契約を締結しています。
(アメリカの場合は中東地域の友好国の軍への配備分も含まれているため規模は日本より何倍も大きいですが)
調達数は89式小銃の場合、年間数千から1万丁ほどですが、他国でもこれぐらいのペースで調達されることはよくあることです。
イタリアのベレッタAR70/90も年間数百から1万数千丁が調達され、ドイツのH&K G36は初年度は17000丁が調達されました。
コストをかけて製造プラントを拡張し短期間に大量生産することも可能ですが、契約終了後のラインの維持費が負担になりますし、短期間に全量が必要かといえばそうでもなく、優先度は低いと思われます。