バレルの中を進む弾丸がライフリングで回転させられると、バレル(銃本体)には反対向きの力が発生すると思うのですが、実際はどうなんでしょう。
例えば同じ弾薬を撃った場合、ライフリングが右回りの銃と左回りの銃では撃った感覚に違いはあるのでしょうか?(S&Wとコルトのリボルバーなど)
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仰る通り、バレルには弾の回転とは逆方向に回転しようとする力が加わります。
通常は射撃中に銃が回転しようとする力を体感できませんが、マグナムカートリッジを使用する大口径リボルバーや、レシーバーがアルミやチタンで製造された軽量ライフルでは、マグナムカートリッジなど強力な弾薬を使用した際に回転を体感できることがあります。(特に質量の大きな弾丸と軽量な銃の組み合わせで顕著です)
また、ピストルなどオートマチックの銃では、バレルと接触するパーツが摩耗し、摩耗の状態が左右非対称になることがあります。
例えばベレッタ92FSではロッキングブロックが左右で摩耗に差がでますが、銃身が左回転しようとする力によってロッキングブロックとスライドが擦れて左右非対称に摩耗や傷が残りやすくなります。