弾丸が尖っている物とそうでない物の違いはなんでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――
先端が尖っていない弾は貫通力が低い特徴があります。
着弾時に拡張してダメージを与えるホローポイント弾や、紙のターゲットに穴を開けるワッドカッター弾など、用途によって様々な種類が存在します。
一方、先が尖っている弾(ポンテッド・ブレット)は、フルメタルジャケット弾やアーマーピアシング弾で使用されることが多い形状です。
フルメタルジャケットは鉛のコアを銅で覆っており、製造コストが安く、比較的貫通力の高い弾薬です。
アーマーピアシング弾はフルメタルジャケット弾よりも貫通力が高く、ライフル弾においてはライフル弾に対応する防弾プレートを貫通可能な場合もあります。
しかし、ホローポイント弾(先端に穴がある弾)の先端をプラスチックなどで栓をして、外見上先端が尖った弾も存在します。(ノスラー社のバリスティックチップなど)
これは先端が尖っていても貫通力が低く、着弾時にプラスチック部分が潰れることで弾を拡張させ、ターゲットに大きなダメージを与える設計がされています。
関連記事:弾の形状と種類