大口径ライフルの使用頻度が少ない理由は、口径7.62mmを超えるライフルを装備していない法執行機関が多いということもありますし、アメリカでは大口径ライフルが必要とされる(使用可能な条件が整う)事件は1~2年に1件程度という少なさもあると思われます。
近年の有名な事件では2015年テキサス州ダラスの警察本部が武装した容疑者に襲撃された際、SWATが.50口径ライフルを容疑者のバンのエンジンに3発発射し走行不能にした後、容疑者を射殺した事件があります。
また2017年ジョージア州の銀行立てこもり事件ではガラス越しに.338ラプアマグナムで容疑者を射殺し、人質を救出した事件があります。
ハイパワーライフルは貫通力が高く、貫通弾や跳弾による二次被害のリスクがあるため注意を必要としますが、使用環境の条件が整えば有効です。
以下はスタジアムでのトレーニングの様子です。