動画で時々マズルフラッシュが視認できない原因に装薬の問題がある可能性もありますが、多くはカメラ側に原因があります。
マズルフラッシュが発光している時間は0.5~7ミリ秒といった非常に短い時間のため、肉眼で視認できてもカメラには映らないということが多々あります。
そのため映画の撮影では遅燃性の装薬を使用したり銃とカメラをシンクロさせる機材なども利用されます。
マズルフラッシュは高温高圧のガスが外気と混ざり発光し、また未燃焼の装薬が銃口の外で燃焼することで発生します。
装薬の燃焼速度に関わらず銃身長に対して装薬量が多い場合はマズルフラッシュが視認可能ですが、装薬量が少なければ銃身内で殆どの燃焼を終えてマズルフラッシュが視認できない状態にもなります。
(同じ装薬を使用し銃身長が異なる場合は銃身長が短い方がマズルフラッシュが視認しやすくなります)
また速燃性のピストル弾を使用する銃身長の長いピストルカービンやサブマシンガンでは、特に日中は肉眼でもマズルフラッシュを視認できない傾向があります。