HB-PLAZA 入門者にやさしい実銃解説 › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › ベレッタ84Fのハーフコックポジション?
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2020年11月4日 2:09 AM #89678ratmouseゲスト
以前、ベレッタ84FとFSの違いについて質問させていただきました、Ratmouseです。管理人さん、お久しぶりです。
今回は84Fのハンマーポジションについてご教示いただきたく思います。管理人様の執筆なされた「ベレッタM84:ベレッタ社の小型拳銃「シリーズ80」の種類と見分け方」の記事において
「Fモデルではセイフティレバーがセイフティとデコッカーを兼用するセイフティ・デコッカーとなり、ハーフコックは廃止されています」との記述を拝見しました。他の文献や動画、メーカーのマニュアルを確認しても、84Fにハーフコックポジションが存在しないのは確実だと思いました。しかし、「初期の84Fには、ハーフコックポジションがあるのでは……」と思ってしまったのです。手元にあるウェスタンアームズ製ガスブローバックガンの84Fは、かなり実銃の雰囲気を再現しているのですがこれにハーフコックポジションがあるのです。また、このガスブローバックガンと実銃を比較した記事(GUN誌 1997年3月号、61ページ)を見た際に「84Fの旧モデル」についての記述がありました。この「84Fの旧モデル」なるものは記事執筆当時に流通していた84Fと微妙に異なる特徴があるようで、記事内では「フレーム前部に印された左右側面の刻印、グリップのデザイン(セフティに指を掛ける為のミゾのサイズが違う)、ハンマーダウンしたときの位置」などが挙げられています。この記事では「同社(ウェスタンアームズ)はこの旧型をコピーして製作したと思われる」ともあります。なので、もしや84Fの初期モデルにはハーフコックポジションが存在していてトイガンはそこもコピーしたのではないか――と思いまして……。単純にオモチャだから余計な機能が付いているだけと捉えてしまうことも出来るのですが、気になってしまってもうどうしようもないのです(ビョーキですね……汗) ご教示お願いいたします。2020年11月4日 8:41 AM #89688ポルキーマスターベレッタ シリーズ80でハーフコックが無いのはFモデル、FSモデル、モデル89のみです。
これ以外にはハーフコックがあります。最初期の81、84、87ではハンマーがレストポジションにあるときセイフティオンの状態でトリガーを引くとハンマーがハーフコックの位置まで起き上がってトリガーが止まります。(このときハンマーはハーフコック位置で固定されます)
しかしBモデル以降ではトリガーバーとシアーの接触を物理的に断っているため、セイフティオンの状態でトリガーを引いてもハンマーは動きません。(手動でハンマーをハーフコックにすることが可能です)
FやFSモデルはデコックするとハンマーがインターセプターに当たりハーフコックの位置でハンマーが停止する(フルレストの状態までハンマーが落ちない)ためハーフコックに見えますが、これはいわゆるハーフコックではありません。
Fモデルの初期にハーフコックが存在した可能性は無いとはいえませんが、私は個人的にそういった情報を得たことがありません。
2020年11月5日 12:32 AM #89710ratmouseゲスト回答ありがとうございます、管理人様。
ベレッタ公式のマニュアルにも「ハーフコックポジションはBBモデルのみです」という趣旨の記載があるので、
F以降のモデルにはやはりハーフコックはないということなのですね。
なぜこのトイガンにハーフコックが付いているか謎ですが(架空の機能を付けてでも、安全性を高めようとしたとかでしょうか……)
とりあえずハンマーのハーフコックノッチを削り落として雰囲気を高めようと思います(?)申し訳ありません。あと四つほどご質問させていただきたいことが思い浮かびましたので、
ご回答をいただけると嬉しいです。1、
84Bの「B」、84BBの「BB」、84F・84FSの「F」、「S」とはなにを意味するのでしょうか?
84Bは「block」、84Fは92Fにならって「federal」、84F〝S〟は「safe」かと思うのですが……。
また、84BBの「BB」にはどういう意味があるのですか?2、
以前の質問で、84系のビーフアップはBBからのものであると管理人さまからご教示いただきましたが、
BBでのサイズ変更はFにそのまま引き継がれた形になるのでしょうか? あるいは、スライド全長の変化はFからなのでしょうか?
仮にサイズがBBからそのまま引き継がれたものだとすると、BBからFへの変更点は全体のサイズ、
コンバットトリガーガード、グリップパネル形状、ディコッカー装備&レバー部形状変更の三つになるのでしょうか?3、
ベレッタ公式サイトの80シリーズ紹介ページに掲載された84FSの画像の一つに、
92系のようなランヤードループを備えたものがありました。
このランヤードループ付き84FSは調べても出てこないのですが、限定仕様かあるいは
84F(FS)に対応するランヤードループが製造・販売されているのでしょうか?4、
管理人様はリアルガンの84系の実射経験はおありですか? もしおありでしたら、
84系統の操作性や射撃性能など、中型ピストルとしての総合的な評価をお聞きさせていただきたく思います。2020年11月5日 11:21 AM #89718ポルキーマスター>84Bは「block」、84Fは92Fにならって「federal」、84F〝S〟は「safe」かと思うのですが……。
ご指摘の通りです。
>また、84BBの「BB」にはどういう意味があるのですか?
わかりません。
>BBでのサイズ変更はFにそのまま引き継がれた形になるのでしょうか? あるいは、スライド全長の変化はFからなのでしょうか?
サイズの違いはモデルによって異なるため「BB VS F」といった明確な比較はできません。
それぞれモデルナンバーを含め別のモデルという見方をした方が良いです。>BBからFへの変更点は全体のサイズ、コンバットトリガーガード、グリップパネル形状、ディコッカー装備&レバー部形状変更の三つになるのでしょうか?
それに加えてセイフティやスライドリリースのノッチ、ポリマーグリップパネル、銃身内と薬室内のクロムメッキ化、ハンマー、ブルニトンフィニッシュ、ライフリングのツイストレートなどの変更や追加があります。
>限定仕様かあるいは84F(FS)に対応するランヤードループが製造・販売されているのでしょうか?
欧州仕様とアメリカ仕様でランヤードループの有無が異なることがあります。
>中型ピストルとしての総合的な評価
射撃したのは84Fだったと思いますが、現代の.380ACPサブコンパクトと比較するとフレームサイズが大きいため比較的安定し命中精度が高い印象があります。
グリップも小さすぎずリコイル処理に苦労するレベルではありません。
射撃時に問題を感じる点は特にありませんが、ストレートブローバックの構造と携帯性を意識すると設計の古さを感じます。2020年11月6日 1:46 AM #89726ratmouseゲスト回答ありがとうございます、管理人様。
>>84Bはブロック~
推察が当たっていたようで、嬉しいです!>>BBでのサイズ変更~
管理人様のおっしゃるとおり、84と85ですらサイズの違いはありますし
単純にBBモデルとFモデルのサイズ差を比較することはできないですね。思慮が浅かったです……。>>BBからFへの変更点~
ライフリングツイストの変化とクロムメッキは盲点でした。いかんせん見えないところなので、ご教示いただき助かります!>>ランヤードループ~
もっと必死になって検索したところ、
「Beretta Hammer Spring Cap with Sling Ring 80 Series」という商品を探し出すことが出来ました。>>84の評価~
実射の感想を管理人様から戴く事ができ嬉しいです。太すぎず細すぎずなグリップを備えているし
安定した射撃ができそうと考えていたのですが、やはり中々の安定感を持つようですね。
確かに現代の.380サブコンと比較するとブロー式の作動や全体的に大柄なボディなどに設計の古さはありますね。
使って使えないことはないけど、アピールするものはいまさら無いなぁって感じというか……。貴重なお時間を割いてこのような我儘クエスチョン(汗)にお付き合いいただき、ありがとうございます。
次回もよろしくおねがいします。それでは……。 -
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