ストライカー方式に似た構造でリニアハンマーを利用したガス作動ライフルでは、日本の64式、中国の95式、チェコのVz58などがあります。
ボルトアクションライフルなど、ストライカー方式はトリガーを引いてから撃発されるまでの時間(ロックタイム)が短い傾向がありますが、必ずしも「ストライカー方式=ロックタイムが短い」ではありません。
ストライカー方式のボルトアクションライフルのなかでもロックタイムが2ミリ秒以下もあれば、9ミリ秒になるモデルも存在し、ピストルのハンマー方式の方がライフルのストライカー方式よりロックタイムが短い場合もあります。
ちなみにAR15では約10ミリ秒ほどになります。
ロックタイムの差はシアーの数や構造、ストライカーの質量、スプリングの強さ、ストロークの長さ・・・等々、様々な要因によって異なるため、ストライカー方式を採用することによって命中精度に良い影響があるとは一概に言えません。
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