最適なホームディフェンスウェポンの話題はアメリカでも意見が分かれています。
私がカリフォルニア州に住んでいた際は、JHP(ハイドラショック)を装填したベレッタ92FS、FMJを装填したキンバー1911、ダブルオーバックを装填したレミントンM870(フォールディングストック)をホームディフェンス用としていました。また近所の知人は、.357マグナムリボルバーを用意していました。
しかし、ライフル、ショットガン、マグナムリボルバーは、室内で発砲すると銃声が大きすぎて聴力を奪われやすくなり、これは結果的に集中力の妨げになるため良い選択ではないと思われます。集中力低下は命中率低下を招きます。
また、裁判になったときにカスタムされた銃はブラッドサースティーな人物という印象を与えかねず不利になる可能性もありますから、できればノーマルに近い状態の銃が良いかもしれません。
住宅街で発砲する条件を考えると、二次被害を防ぐために壁を貫通し難い低貫通力のホローポイントを選択したいところですが、JHPでは石膏ボード等に命中すると穴が塞がることで貫通力が高くなるため、EFMJの方がお勧めです。
私の個人的意見になりますが、総合的に考えるとEFMJの.38SPL、9mm、.40S&W、.45ACPなどを使用するピストルやリボルバー(或いは拳銃弾を使用するライフル)がバックアップを含めて2丁用意されていれば理想的だと思います。
操作ミスや誤射は殆どの場合トレーニング不足が原因ですから、日頃から撃ち慣れておくことが重要と考えます。