みがもゲスト
アルミ合金フレームで500発というのが何となく既視感があったので、自室に積んであるGunPro誌のバックナンバーから探してみました…2016年5月号(スタームルガー・アメリカンが表紙の号ですね)にてSHINさんが「Jフレームをマスターする」という特集記事を載せてらっしゃいまして、私はこっちの記事で見つけました。内容は題の通りなのですが、その中で『アルミフレームを持つS&W Jフレームリボルバーは、.38スペシャルの+Pを発射した場合の耐久性は500発程度と言われている。そのため、筆者はステンレス製のM649で練習し、M442を携帯している。』という文章がありました。
いずれの文章でも『と言われている』となっているのがポイントなのではないでしょうか。おそらくSHINさん自身は実際にJフレーム500発耐久テストのような事はやっていないと思われ、あくまでそういう説もある、と紹介した形にしていると推察されます。そして、これはやむを得ない事情とも思えます。実験記事もしばしば登場するGun誌とはいえ、本当にバレルが破裂してフレームがまっぷたつになるようなところまで寿命を調べるというのは間違いなく危険でしょう。youtubeでは過激なテストも見られますが、商業出版物であるGun誌でそれをやってしまうのは物議を醸す危険もあります。私も以前、.40オートの寿命についてGun誌の記事で言われているよりも実際の寿命は長い事をここで教えていただきましたが、Gun誌の方針としてはあまりギリギリに迫るような数値は言いたくないのかもしれませんし、銃器の安全管理上もそれで問題はないと思います。本当に壊れるぎりぎりまで使い続けるのは消費弾数の管理を間違えると大変なことになりますし…
また、仮にたった500発で新品に買い替えたとして、それでも現実的には問題にならないとは思います。上述の記事でも『記事の為にM442から38スペシャル+P、20発を連射したが正直しばらくはやりたくない。1日経った今でも右手親指付け根に違和感が残っている。』とありまして、よっぽどの鉄人でなければ一度に何百とは撃てないでしょうし、SHINさんのように練習用M649と携行用M442で別に用意しているなら、M442の方はほとんど消耗しないでしょう。となれば500発もの弾数を消化するのは何年かかるのか…と考えると十分に元は取れるんじゃないかと思います。定番のJフレームならば流通も安定していて買い替えも苦ではないでしょうし、無理して使い込んだおんぼろJフレームに命を託すより余裕をもって買い替えたほうが安心ですから…だいたい500発程度で新しいものに買い替えておけばいいという買い替え寿命のセオリーという可能性があるのではないかと推察しています。ちょうど5連発シリンダーで100回分というキリのいい数字でもありますしね。あくまで私見ですが…長々と失礼しました。
ゆうたゲスト
追記です。
私が最初に「アルミ製のJフレームで38スペシャル+Pを使い続けると500発程度で壊れる」と読んだのは先に書いた通りアームズマガジンかガンプロフェッショナル誌だったと記憶しているのですが、先ほど「世界の傑作ハンドガン」というムック本のP111に「アルミフレームを持つS&W Jフレームリボルバーは、.38スペシャルの+Pを発射したした場合の耐久性は500発程度と言われている」と書かれているのを確認しました。
この記事のクレジットには「Text&Photo:SHIN」とあります。
ゆうたゲスト
ポルさん、再度のお返事ありがとうございました。
それではやはりアルミフレームのJフレームで38スペシャル+Pは多用すべきではないのでしょうね。
ただSHINさんは記事内で「最低限のセルフディフェンスガン」としてS&W M442に38スペシャル+Pを挙げてらっしゃいましたから、とりあえずこれで何とかしろ、といった感じでしょうか。
SHINさんご自身は記事内でグロック43に触れたとき「こうなるともうリボルバーの出番は少ない」みたいな事を書いてらっしゃったと記憶しています。
それとピンドバレルのスチール製Jフレームでも38スペシャル+Pは安全に撃てて実際に使用されてたという事、とても心強く感じました。
なぜなら私は今S&W M49のピンドバレルのモデルガンを二挺持っていてとても楽しく遊んでいるからです。
またサブコンパクトオートの耐久性についても安心しました。
こちらは本当に群雄割拠といった感じでこれからも楽しみな市場ですね。
>ライターさんはSHINさん
個人的に面識がありますが、SHINさんの情報は信頼できると思います。
記事の内容については拝見していないためコメントできません。
関連記事:
リバモア射撃場
ライフル・トレーニング
マシンガンショー2005
>まだバレルピンが残ってる時代のスチール製Jフレームでも38スペシャル+Pは安全に撃てるのでしょうか?
問題無く使用可能です。
当時の法執行機関でもピンドバレルで+Pが使用されていました。
(黒色火薬が使用されていた時代のものは使用を避けた方が良いです)
>サブコンパクトサイズの耐久性が知りたいのです。
フルサイズと同等と考えて良いと思います。
ゆうたゲスト
ポルさん、いつもありがとうございます。
アルミ製のJフレームの件はアームズマガジンかガンプロフェッショナル誌だったと思います。
ライターさんはSHINさんという方であちこちの国で銃のトレーニングを教えている方でもあります。
それとついでと言っては何ですが、アルミ製Jフレームで38スペシャル+Pが500発以上撃てるのなら、まだバレルピンが残ってる時代のスチール製Jフレームでも38スペシャル+Pは安全に撃てるのでしょうか?
あと、9㎜ルガーを使用する銃の件はフルサイズの物ではなく、サブコンパクトサイズの耐久性が知りたいのです。
またお世話をおかけしますが再度よろしくお願いします。
>38スペシャル+Pを使い続けると500発程度で壊れる
アルミフレームに+Pを使用したとしても、たった500発で壊れるとは考えにくいのですが、因みにどちらからの情報でしょうか?
銃の状態や使用弾薬の詳細がわからないため何とも言えません。
仮に破損が起きたとしても、破損個所によって対処方法が異なります。
リボルバーでは高圧な弾薬を大量に消費するとフレームの前後が徐々に伸びる「フレームストレッチ」が起こることがあり、初期段階では広がったシリンダーギャップを適切な幅に調整することで対処可能ですが、限界を超えた場合はシリンダーが回らなくなるなどの問題が起こるため、フレーム交換が必要になります。
>9㎜ルガーを使う製品だと一般的にどのくらいの耐久性を持っているのでしょうか?
モデルにもよりますが、軍や法執行機関で採用されるような信頼性の高い9mmピストルであれば、概ね5~6万発は期待できます。
(リコイルスプリングは2000~3000発ごとの交換が推奨されます)
M&Pの場合では、pistol-training.comの記事で6万発を超えてスライドにクラックが入ったという報告があります。
ゆうたゲスト
いつもお世話になっております。
またよろしくお願いします。
アルミ製のJフレームで38スペシャル+Pを使い続けると500発程度で壊れるそうですが、これは修理で何とかなるレベルなのでしょうか?
それとも買い替えた方がいいレベルなのでしょうか?
また、最近流行りのサブコンパクトオートですが、9㎜ルガーを使う製品だと一般的にどのくらいの耐久性を持っているのでしょうか?
(例えばM&Pシールドなど)
よろしくお願いします。
軍において銃は目的を達成するための道具である以上、目的が変わればそれに適した道具が使用されます。
しかし実戦で何が最も優先されるかを考えたとき、それは「トリガーを引けば必ず弾が発射される」という作動の信頼性が重要視されます。
耐久性や装弾数云々以前に、必要なときに弾が出なければ使用する意味がありません。
また耐久性に関しては定期的なパーツ交換などメンテナンスで解決されるため、信頼性が高いとして例に挙げられる銃においては大差が生じる要素ではありません。
そこで私はベレッタM9(92FS)を「最強」として選びたいと思います。
もちろんベレッタM9にも欠点が存在しますが、ジャムが少ない作動の確実性という点で非常に優秀で、軍により膨大な時間とコストを掛けてテストされ、同時にバトルプルーフされているという高い信頼性を証明する科学的かつ経験的な裏付けがあります。
ジャムが少ない信頼性の高いピストルは多数存在しますが、ランダムに抽出した多数の同一の銃を何十万発も試射するといった大規模なテストが行われる機会は限られており、特に民間レベルでは滅多に行えるものではありません。
ベレッタM9(92FS)はバックストラップに親指を当てて人差し指でトリガーを引くといった極端な撃ち方でも確実に装填と排莢が可能で、弾頭重量や弾頭の種類が変化しても安定しています。
しかし最初に述べた通り道具は目的によって選ばれるため、例を挙げるとネイビーシールズがグロック19を採用したように、海水に浸かる環境下ではベレッタM9よりグロック19の方が適しているといえます。
また、どんな銃も「良い状態」を維持しなければジャムが発生しやすくなるため、定期的な消耗パーツ(スプリング類やマガジンなど)の交換や、適切な弾薬を使用するといった「適切な取り扱い」が前提となります。
Mr.Smithゲスト
ミリタリー好きな人たちの界隈では、しばしば「最強の銃は何か」という議論がなされる時があります。単純に弾薬のパワーだけで「最強」の銃を選ぶのであれば、セミオートピストルの場合はデザートイーグルの.50AE弾仕様ということになると思います。
ですが、軍や法執行機関等で実際に銃撃戦で使用できるようなセミオートピストルの場合、口径、装弾数、命中精度、作動や操作における信頼性、耐久性、携帯性等々、全てにおいてバランスが取れた銃が選ばれると思います。
そこで質問したいのは、単純に威力だけではなく、実戦で使用できる総じてバランスの良いセミオートピストルという意味で、ポルさんが持っている情報や知識、今までの射撃経験等から鑑みて、「最強のセミオートピストル」は何だと考えますか?
その銃と選んだ理由を詳しく聞かせていただけるとありがたいです。よろしくお願い致します。
ベレッタM9を例にするとスライドがブルニトン、フレームが硬質アノダイズ処理というようにパーツによってフィニッシュが異なり耐久性も異なりますが、軍や警察で多いコーティングの剥げは接触しやすい部分が剥げている結果です。
スライドはフレームより厚みがあり、手で操作したりホルスターなどに接触するためコーティングが摩耗して銀色に見えることがありますが、CZ75のようにスライドよりフレームに厚みがあるとフレームの方が摩耗しやすくなります。
また、弾薬を大量消費するとフレームが割れることもあるため、フレーム交換によってスライドとの外観に差がでる場合もあります。
なぜまだ使用されているかということですが、単純に性能が優秀ですし、コストを考慮して交代するメリットがないことも考えられますが、米軍においては部隊によって使用されているACOGのモデルが異なり、TA31をメインに使用しているわけではありません。
TA31は固定倍率で可動パーツが少ないため耐久性や防水性が高く、レンズがクリアで良好な視界を持ち、FOVも広い(100ヤードで36.6フィート)という特徴があります。特にACOGクラスの耐久性を持つ光学機器は他に多くありません。
アイリリーフが短いという問題がありますが、代わりに広いFOVを得られるというメリットがあり、5.56mm/.223remで使用する場合においては大きな問題ではありません。(一方で7.62mm/.308winには向いていません)
>4×32系はBACがあるとはいえ4倍で近距離では使いにくく
使いにくいと感じるのはトレーニング不足かBACに慣れていないという理由もあると思います。
25メートルまでならサイトを使用しないポイントシューティングで命中可能ですし、近距離で高い精度を要求される場合でもBACを利用すれば視認性の高い光るレティクルをターゲットに合わせることが可能になるため素早いエイミングと射撃が可能です。
himetama214ゲスト
ポルさん、今回もよろしくお願いします。
トリジコンのHPでACOGの歴史を読んで30年以上の歴史がある事を知ったのですが、なぜ未だに愛用されているのでしょうか。軍お墨付きの耐久性と電源不要という点は良いと思いますが、4×32系はBACがあるとはいえ4倍で近距離では使いにくく、またアイリリーフが短いといった問題を抱えています。頑丈で近距離に強いLPVOが増えつつある中、未だに軍・民で4×32のTA31型ACOGがまだまだ使われています。
欠点に目をつぶっても利点が優れているのでしょうか?またACOGが他のスコープより優れている点はあるのでしょうか?
ミルゲスト
あれはただのフラッシュハイダーではなかったんですね…サウンドモデレーターで検索をかけるとカットモデルが見つかりましたが確かにサプレッサーのような構造でした、驚きです。
55,000psi以下というのは何か基準があるのでしょうか。銃身等の耐久性でしょうか。
アメリカのネットにて、「FN SCARに搭載した光学機器が破壊される」という報告が多数あったことは事実です。
(チャージングハンドルの構造上の問題ではありません)
しかし、こうした問題は軍や警察では報告されておらず、いずれも民間ユーザーによる報告であり、原因は反動の衝撃に耐えられない耐久性の低い安価な光学機器を使用したことにあると考えられています。
エルカンやナイトフォースの様な、耐久性のある高級スコープではこうした問題は起きていません。
アメリカのネットで論じられる一説には、「FN SCARのボルトキャリアは質量が大きく、ボルト前進時の衝撃により破壊される。何故なら、安価なスコープは銃が後退する衝撃には対応するが、銃が前進する衝撃は想定していないからだ。」と言われることがあります。
恐らくそういった原因もあると思われますが、それ以前にこの程度の衝撃で壊れる光学機器を実銃に使用すること自体が間違いかもしれません。
いるかいないかと問われれば、なかにはそう考える人もいると思いますが、購入理由としてあまり合理的ではないと思います。
.38SPLリボルバーで.38SPLを使用する場合、既に必要な耐久性が備わっているにも関わらず、過剰な耐久性を求めて.357マグナムに耐えられるシリンダーやフレームを備えることに意味があるのかという疑問があります。
.38SPLに限定すればどちらのリボルバーで使用しても銃身命数やパーツの摩耗状態は殆ど変わりませんし、.357マグナムを使用すれば.38SPLより銃に大きな負荷を掛けます。
寧ろ耐久性目的よりも、重い総重量の.357マグナム対応リボルバーで低反動の.38SPLを使用することで反動を軽減するのが目的という人の方が相対的に多いと思われます。
同様の理由から射撃競技では.357マグナムリボルバーで.38SPLを撃つ選手も存在します。
山田太郎ゲスト
.357マグナム弾対応のリボルバーは38口径の弾も使えますが
マグナム弾発射に耐えれるよう頑丈に作られてることを見越して
護身用目的で38口径しか使わない人でも
耐久性を求めて.357マグナム弾対応のリボルバーを購入する人はいるのでしょうか?
「実戦的な性能とは何か」という定義の問題もありますが、命中精度、耐久性、作動の信頼性、工作制度の高さ、品質の一貫性、仕上げの美しさ・・・等々は高級モデルの方が優れる傾向があります。
キンバーやコルトの1911ではMIM(金属射出成形)のパーツが多用されますが、ナイトホークカスタムやウィルソンコンバットなどでは削り出しパーツのみを使用しているため、比較的に製品のクオリティが安定しています。
また一般的な銃の製造工程では複数人が手分けして1丁を組み立てる作業を行っていますが、例えばナイトホークカスタムでは「1丁につき1人のガンスミス(ONE GUN, ONE GUNSMITH)」というポリシーの元、熟練のガンスミス1人が1丁のピストルを丸一日かけてフィッティングや試射などを行って製造しています。(バリ取りや切削痕を消す作業は別に担当者が存在します)
レスベアやウィルソンコンバットでは複数のガンスミスにより1丁を完成させており、1人が担当するからといって命中精度が高くなるわけではありませんが、一丁一丁にガンスミスの個性が表れており、担当者のイニシャルがフレームに刻印されることも価値になっています。
通常、銃の製造時には完成したパーツを組み立て、作動を確認しながら問題があれば削るなどしてフィッティング作業を行いますが、ナイトホークやウィルソンコンバットといった高級カスタムガンでは通常より大きめのパーツを製造し、このまま組み立てると正常に作動しないピストルを、この状態からガンスミスがそれぞれのパーツを手作業で削りながらパーツ同士を適合させるフィッティングを行うことでタイトフィットな精度の高い銃を仕上げます。
この様な工程を経ることで25ヤードで1インチ以内という集弾性能を得ることができるのですが、果たしてこの精度が必要であるかはユーザーの考え方次第です。
「25ヤードで3インチ以内が可能ならOK」というのであれば、通常のスタンダードグレードの1911でも十分と言えます。
ゆうたゲスト
ポルさん、難しい質問に回答ありがとうございました。
やはり1位はベレッタ92FSですか。
私も順位付けするなら1位はベレッタ92FSですね。
命中精度の高さ、クリーンな状態であればほぼ100%ジャムらないという見かけに反した堅実さを私は評価してます。
国内雑誌のムック本であまり実射経験がない方が92FS、P226、G17を撃ち比べた結果、92FSが一番よく当たったという記事もありました。
2位以降は予想外でした。
2位にP226が来るのかなと思っていたのですが、G17なのですね。
ハイグリップできて速射がしやすいという理由が大きいようですが、これは実銃射撃の体験を持たない私、実感としてほとんどありませんでした。
有利な点があるとしたら軽量ということで今回挙げた4挺の中では最下位と予想していました…。
3位のP226ですが、グリップ形状はともかく、SIGのモデルにはデコッキングレバーがないと寂しいと思ってしまうのは私だけでしょうか?
P320などはデコッキングレバーがないので、のっぺらぼうな感じがして個人的には好きになれません。
(トイガン出たら買うと思いますけど)
最下位にUSP、残念ですがこれが現実なんですね。
しかし、パドルマガジンリリース!これが個人的にはすごく使いやすいんですよ。
なぜワルサーPPQではこれを廃してボタン式に変更したのかわからないほど便利だと思います。
ただ、冒頭に書かれた
>どのピストルも軍や警察の要求条件をクリアして採用された優秀なピストルであることには変わりなく、命中精度、耐久性、メンテナンス性といった実用性はどれも申し分ありません。
ということでこれら4挺は安心して使える優秀なピストルだと考えて使用していきたい(トイガンですが)と思います。
どのピストルも軍や警察の要求条件をクリアして採用された優秀なピストルであることには変わりなく、命中精度、耐久性、メンテナンス性といった実用性はどれも申し分ありません。
ただ人によって実射の印象がことなるため、これが決定的に優れるといった誰もが納得する順位付けは難しいと思われます。
そこで私の実射経験を元にした「個人的感想」という意味で総合的な性能差を順位付けしてみたいと思います。
【1位】ベレッタ92FS
9mmとしてはサイズが大きい、慣れないとスライド操作時にセイフティがオンになりやすい・・・といった問題はありますが、ジャムの少ない信頼性、命中精度、重量バランス、撃ち易さ、メンテナンス性などを総合的に判断して高く評価できます。
オープントップなので薬室確認が容易ですし、定期的なスプリング交換さえ行っていれば殆どジャムがなく、弾頭重量や弾頭形状が変わっても問題ない確実な作動性能が魅力です。
コンシールドキャリーには向きませんが、サービスピストルとして非常に優秀です。
【2位】グロック17
コストパフォーマンスに優れるピストルで、かなりハイグリップが可能なデザインが高く評価できます。
速射性能が高く、短時間に大量の弾をターゲットに撃ち込める性能はベレッタ92FSより優れています。
気になる点があるとすれば、軽量フレームが影響して甘いグリップで射撃すると相対的にジャムを起こしやすいリスクがあります。
通常の使用では殆ど問題ありませんが、負傷して握力がだせない状況など、特殊な状況で若干の不安があります。
【3位】SIG P226
最近は質が下がったと悪評されていますが、撃ち易く命中精度も高いピストルです。
実射性能は申し分ありませんが、個人的にグリップ形状に不満があります。
デコッキングレバーが邪魔なので、これを廃止してスマートなグリップにして欲しいと感じるのは私だけでしょうか。
【4位】H&K USP
良いピストルであることは間違いないものの、USPファンの方には申し訳ないのですが、総合的に他の3丁に劣ると感じます。
サイズが大きくてどちらかといえばバルキーで、スライドのセレーション幅が広いためガンオイルが付着すると滑りやすく引きにくいのが難点ですが、二重リコイルスプリングのおかげで反動はソフトです。
速射時の命中率は他の3丁より劣ると感じますが、ゆっくり1発ずつ発射した場合はかなり高い命中精度を実感できます。
スライドストップが大きく操作しやすい反面、グリップ中に無意識に押し下げやすいため全弾発射後のホールドオープンに失敗するリスクがあります。
また、汎用性のないアクセサリーレイルのためレイルアダプターを使用しない限りウェポンライトなどの選択肢が限られるのはマイナスポイントです。
パドルマガジンリリースは一癖ありますが、慣れると非常に扱いやすいデザインだと思います。
高価でコストパフォーマンスが良いとはいえませんが、コレクションしたくなるルックスの良さが魅力ですし、私もエヴァンゲリオンを見てタナカのH&K P8ガスブローバックを購入したぐらいなので、実銃の性能云々は度外視して個人的にお気に入りのピストルです。
M16とAK47を比較すると・・・
命中精度: M16優位
操作性: M16優位
取り回し: どちらとも言えない
射程距離: M16優位
耐久性: どちらとも言えない(製造元や使用弾薬による)
砂や泥に対する耐性: M16優位
銃のコスト: AK47優位
弾薬のコスト: 地域による(アメリカではM16優位)
エナジー: 距離200~300mまではAK47優位(300m以上ではM16優位)
速射時のコントロール: M16優位
・・・ということで、総合的にはM16の方が優れていると見て良いと思いますが、銃や弾薬の製造者や製造地域によっても製品の品質が異なるため、実際にこの通りとは言えません。銃の性能が良くても、弾薬の質が悪ければジャムが多くなりますし、命中率も低下します。
関連記事:フルオートで撃ち続けるとどうなる?