当時PMライフルは自宅のガレージで製造されていたライフルでしたが、英軍特殊部隊のSBSが興味を持ち少数のPMライフルが部隊に購入され、後に特殊部隊のSASもPMライフルを購入しました。
その間、特殊部隊からフィードバックを得てPMライフルを改良していたところ、英軍のリーエンフィールドL42の代わりとなるスナイパーライフルを採用するためのトライアルが行われることになりました。
そして改善のためのフィードバックを得る目的でPMライフルをトライアルに提出すると、目的に反してPMライフルがL96A1の名で採用されてしまったという経緯があります。
PMライフルはシュミット&ベンダー6×42スコープを搭載し、弾薬に.308winを使用しています。
一方L96A1はシュミット&ベンダー3-12×50スコープを搭載し、弾薬に7.62x51mmNATOを使用。そしてストックやバイポッドなどが改良されています。
また、PMライフルはL96A1採用後も民間市場で販売されていました。
L96A1は英軍内での名称なので、どちらもベースは同じ改良PMライフルです。