FN SCARが特別に異物の侵入を防ぐ構造になっているわけではありません。
エジェクションポートからの異物の侵入を防ぐ目的ではAR15やM249で利用されるようなダストカバーが備わっている方が効果があります。
ですが、ダストテストを経て「ダストカバーは必要無い」と判断されるライフルが多いのが実状です。
AR18、L85、FNCのようにチャージングハンドルが通るためのスリットをカバーする目的でもダストカバーが利用されますが、チャージングハンドルがボルトやボルトキャリアに接続される設計は少なくなっています。
また、DI方式のAR15ではボルトキャリアへの過剰なオイルが砂を付きやすくする原因にもなるため、これを防ぐ目的でもダストカバーは効果がありますが、ピストン方式のライフルではこうしたリスクは比較的少ないとも言えます。