弾速が低下すれば射程距離やストッピングパワーも低下します。
もし500メートルの有効射程距離を必要とされるにも関わらず400メートルが限界となれば問題ですが、400メートルを合格ラインとするなら問題ないと言えます。
64式を同世代の他国のバトルライフルと比較すると、400~600メートルの有効射程距離が多いなか、64式の400メートルという射程はやや短いですが、運用上支障があるかと言えばそうでもないように思えます。
交戦距離は環境によって異なり、市街地や森林地帯では近距離、砂漠では遠距離になる傾向がありますが、日本の環境では遠距離で交戦する状況は少ないと想定され、400メートルの有効射程距離が確保できれば殆どの状況で対応可能だと思われます。