ご指摘の通り燃焼速度の速い装薬を使用することで腔圧を高めています。
(私が知る限りSIGは具体的なロードデータを公開していませんが、メディアの報道では速燃性の装薬を使用しているとされています)
装薬は燃焼を始めて0.2ミリ秒や0.5ミリ秒といった短い時間で腔圧のピークに達し、その後腔圧は緩やかに下がりますが、弾頭を押し出す力を維持するため弾頭は銃口を離れるまで加速を続けます。
燃焼速度を早めるとより多くの装薬が短時間に燃焼し、発生するガスの量が増えるため腔圧が上昇します。
また、腔圧を上昇させるもう一つの方法としては、同じ燃焼速度でも装薬量を増やすと腔圧が上昇します。
燃焼速度が遅いと腔圧のピークに達する時間が遅くなりますが、装薬量が多ければ燃焼時間が長くなり腔圧が上昇し続けるためピーク時の腔圧も高くなります。
その他、弾頭重量が重い場合も抵抗が大きくなるため腔圧が上昇しますが、いずれにしても燃焼速度、装薬量、弾頭重量などのバランスによって腔圧は変化します。