懐に手を入れて撃たれた事例は存在しますが、状況によります。
懐に限らずポケットなどに手を入れて警官に近づくのは警官を緊張させやすい行為です。
こうした状況では「ポケットから手を出せ」と警告されることがあり、指示に従わないと緊張状態がエスカレートします。
通常、手に武器を持っていることを目視確認してから発砲に至りますが、緊張が高まった状態では見間違いや判断ミスによって武器を持っていなくても発砲に至ってしまうこともあります。
例を挙げると、路上で停車させて運転免許証を確認しようとした際にポケットから取り出した財布を銃と誤認して発砲したケースがあります。
警官の前でポケットに手を入れることは違法ではなく、警官側もこれが発砲して良い条件には当たりませんが、突発的に発砲に至りやすい状況になります。