Nosler製のBallistic tipやHornady製のCritical dutyでは、弾頭先端に詰め物がしてあるような独特のデザインになっていますが…あれはどういった狙いがあるのでしょうか?
ホローポイント弾頭では、障害物越しの射撃で先端部の窪みが詰まってしまって機能不良を起こす場合があると聞きますが、上述のような最初から窪みが塞がれているデザインの弾頭では大丈夫なのでしょうか?
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ご指摘の通り、ホローポイント弾では先端が詰まることで弾頭が拡張されないことがあります。
バリスティックチップやクリティカルデューティーでは、ホローポイント弾の窪みの部分に樹脂を入れることで、着弾時に圧力を受けた樹種が潰れて弾頭を内側から押し広げ、ターゲットの体内で拡張させる設計です。
これはガラスなどを貫通する際には拡張しにくい反面、体内など流体によって拡張しやすくなっています。
特にバリスティックチップの場合は、先端が砕けるようなフラグメンテーションが起きにくく、マッシュルーミングしやすい設計です。