執筆中の小説に、ブルパップ方式のショートリコイルの銃を出そうと思うのですが、実現するに至って難しい点や実用性の有無などを教えて頂きたいです。
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ボバーグXR9やバレットM82A2はショートリコイルのブルパップ方式なので、実現性に関しては問題ないと思います。
実用性は作動方式の問題というよりも個々の設計の問題でしょう。
ショートリコイルはバレルが可動するため、弾薬が発生させる圧力が少なければ重くて長いバレルはスムーズに動きませんし、スライドやボルトなどを後退させる力も不足します。
バレットM82/107シリーズは後退した重いバレルを前進させるためにレシーバーとバレルを2本のリターンスプリングで連結して前進させており、ボルトは後部のリコイルスプリングによって前進します。このように銃の構造によっては設計に工夫が必要です。
小説に登場させる場合、バレルやボルトを動かすのに十分な圧力を発生させる弾薬を使用する設定であれば不自然ではないと思います。
重要なのは発生する圧力と後退する可動パーツの重さのバランスです。