ハンドガンにフルオート機能が付いてる銃がありますが、実戦で使う場面はあるのでしょうか?
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マシンピストルは第一次世界大戦で登場し、塹壕戦で有効でした。
当時は現在のサブマシンガンに似た運用がされており、砲兵や車両部隊の護身用(PDW)として使用された歴史があります。
戦場の後方などでライフルを常備できない環境では、ピストルでは火力不足のため、ピストルをフルオート化させて火力を増大させる方法がとられました。
戦後も同様に、警察の特殊部隊などでは隠匿可能な火力の高い武器を必要とされ、ベレッタ93Rの様にセレクティブファイアのピストルが誕生しています。
しかし、高い発射速度と軽量なピストルの形態ではコントロールが難しいため、より命中率の高いコンパクトサブマシンガンへと移り変わりました。
ご質問は「実戦で使う場面があるか?」ということですが、現在の軍や警察でフルオートのピストルを運用することはありません。