CCIとスピアーは2015年以降、同じ会社(ヴィスタ・アウトドア社)が所有する製造所(ブランド)です。
CCIはリムファイアカートリッジやプライマー、CCI/スピアーは弾薬、スピアーは弾薬や弾頭・・・といったように、ブランドごとに異なる商品を製造販売しています。
少し歴史的背景に触れますが、第二次世界大戦中にアメリカの弾薬メーカーは軍向けに弾薬を製造していたため、民間市場のスポーツ用弾薬が不足し、それを解消する目的で1943年にアイダホ州のヴァーノン・スピアーがスピアーブレッツ社を創設しました。
そして当時シアトルのボーイング社で技術者をしていたヴァーノン・スピアーの弟であるディック・スピアーが兄の成功を知りボーイング社を退社し、1951年にスピアーブレッツ社の工場の一角でスピアー・アムニション・カンパニー社を創設したところ成功を収め、スピアーブレッツ社の近くに工場を建設。社名をCCI(カスケード・カートリッジ社)に改名しました。
その後CCIとスピアーはATK社傘下となりましたが、2015年からはヴィスタ・アウトドア社が所有し現在に至ります。
他にもブッシュネル、タスコ、フェデラル、アメリカンイーグル、ブラックホーク、RCBSなどもヴィスタ・アウトドアが所有するブランド(子会社)です。