インテグラルサプレッサーは銃と一体構造のため着脱して使用するものではありませんが、それはさておき、仮に銃身長9インチでガスチャンバーを持つサプレッサーを装着し10インチの位置でガスを逃がしたとすると、1インチ分+αの加速で9インチバレルから発射するよりも弾速が速くなります。
どれぐらい速くなるかはガスポートの数や大きさ、ガスチャンバーの容量、サプレッサーの構造などの条件によって異なります。
9mmルガー(115gr FMJ)の多くは薬室から1~4インチで音速に達するため、ガスを逃がして減速させるには薬室の近くにガスポートを用意して亜音速を維持する必要があります。
9インチの位置では弾頭は既に音速に達しており、この時点でガスを逃がすガスポートを用意しても減速しません。