>秘匿が不完全でチラリと見えてしまったり、プリンティングが少し分かりやすい程度に出てしまったり、そういった場合に罰則等はあるのでしょうか?
州によって異なりますが、例えばテキサス州を例にすると、テキサスではコンシールドキャリーとオープンキャリーにそれぞれライセンスが存在し、コンシールドキャリー・ライセンスを所持していればオープンキャリー・ライセンスは免除されるため、コンシールドキャリー・ライセンスでオープンキャリーが可能です。
もしテキサスでコンシールドキャリー・ライセンスを所持し、IWBホルスターでコンシールドキャリーしているときに上着を脱いでオープンキャリー状態にしても法的にはオープンキャリーなので合法ですが、状況次第では逮捕される可能性があります。
もし周囲の人間が銃の携帯に気が付いて騒ぎ始めたとして、その場で「ライセンスを所持しているので大丈夫です」と説明し、状況が落ち着けば問題ありませんが、逆に周囲がパニックになって警察に通報された場合は、到着した警官から見れば犯罪者なのかライセンス保持者なのか判断できませんから、その場で逮捕され、後で確認後に解放される事態も考えられます。
またその場で警官などに反抗的な態度を取ると状況が悪化し、秩序を乱した罪や公務執行妨害に類する罪で逮捕される可能性もあります。
コンシールドキャリーしている人から話を聞くと、通報されそうになったり、店などから退出を求められる場合もあるそうなので、コンシールドキャリー時には銃が露出しないように注意が必要です。
>州によってはセルフディフェンスでもオープンキャリーを指定するところもあったと思いますが
コンシールドキャリーが違法でオープンキャリーが合法な州は無いと思いますが、一応カリフォルニアとハワイはそれに近い状態です。
カリフォルニアでは人が殆ど住んでいないような田舎で銃を携帯しなければ命に関わるという状況が証明できる場合に限ってオープンキャリー・ライセンスを取得可能ですが、そういったケースは殆どありませんし、ハワイも法的に合法でも実質的に許可を出していない状況です。
>そういった場合は堂々と見せていても怪訝には思われないという事なのでしょうか…?
アメリカ人の誰もが銃を合法的に携帯できる制度を知っているわけではありませんから、怪訝に思われることの方が多いといえますが、寛容さは地域によります。
仮にオープンキャリーが合法であっても毎回警察に通報されてその度に確認が必要な状況だと、「オープンキャリーはやめておこう」と思うのが普通ですし、それはコンシールドキャリーでも同じです。
権利を行使するためにあえてオープンキャリーする人もいますが、殆どの人は合法的にコンシールドキャリーするのが一般的です。