- このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後ににより6年、 6ヶ月前に更新されました。
3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)
3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中)
- フォーラム「実銃フォーラム(休止中)」には新規投稿および返信を追加できません。
トップページ › フォーラム › 実銃フォーラム(休止中) › 隠密行動におけるボルトアクションの利点
近年ではMark23やMaxim9といった、下手な手動式消音銃よりも静音性に優れた自動式消音銃も登場していますが、
手動式消音銃ならでは利点として「排莢も勝手にしない」事が隠密性の向上に繋げているという話があります。
これは具体的にどの様な恩賞を齎してくれるのでしょうか?
それが「薬莢が床に落ちて音を出すのを防ぐ」というものであれば、ボルト後方に排莢されるVKSでは適していませんし(熱された薬莢を手で持つのかという疑問もありますが)、手間を掛ける分連射性も削がれてしまうのではと思った次第です。
薬莢が排出されないからうるさくないのではなく、薬莢を排出するための動作をしないからうるさくないということです
銃弾の反動でスライドが勢いよく前後する動作はそれなりに大きな音を出すので、とことん騒音を減らしたい時にはこれも封じることになります
ポル減音効果を最大限に高めるには、発射後もスライドやボルトが閉鎖した状態を維持する必要があります。
スライドやボルトが開放されると、金属パーツが擦れ合う作動音をたてると同時に、エジェクションポートから漏れるガスが空気を振動させてノイズになります。
サプレッサーを使用すると銃口方向にガスが抜けにくくなるため、吹き戻されたガスがエジェクションポートから排出されやすくなります。
エジェクションポートから漏れるガスの量はサプレッサーの容積やバッファー等の性能によって異なりますが、閉鎖状態を維持することでノイズの元となるガス漏れを最小限に抑えることが可能です。
初期のMark23ではスライドロック機能が備わっており、トリガーガード内のスイッチ操作でスライドをロックし、一発ずつ発射することで高い減音効果が得られていましたが、連射できないというデメリットがあるため、後に連射可能なタイプに変更されています。
ライフルの場合はターゲットまで距離が離れているためボルトアクションでも問題ありませんが、ピストルのように近距離の場合は初弾をミスして次弾の発射に手間取ると命取りになりかねませんから、近距離戦闘においては最大の静音性よりも連射性の方が重視される傾向があります。